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告白されたら100%付き合うと言われている優柔不断な王子様・里村(小関)に恋している奈央は、ある日、里村が鈴木たちに"氷鉄の女に告白して2ヶ月で捨てろ"と脅され、賭けをしているのを偶然、見かけてしまう。激しく動揺するものの、「2ヶ月も付き合えるってこと？チャンスじゃん」と退職を考えていたこともあり、良い思い出になるとこっそり有頂天になる奈央。とはいえ、恋愛偏差値が低く不器用な奈央が"氷鉄の女"の仮面をすぐに脱ぎ捨てられるわけはなく、見張られながら告白しようとする里村に心の中で「頑張れ！」と気合いを入れ、最後まで言い終わっていないのに無表情でOKしてしまったり、なにかとギクシャク。退社後に初めてお茶を飲むことになった時も髪の毛についていた糸くずをとられただけで「どうしよう。この先、一生、頭、洗えないじゃん」とドキドキ。が、顔に出ないゆえ、まったく気持ちが通じず、天然の里村は里村で騙しているという良心の呵責にたえかねて、いつ本当のことを打ち明けようかモヤモヤすることになる。
■どんどんキレイになっていく律儀なヒロインを演じる山崎が魅力的
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里村に褒められてもリップサービスだと自分を納得させるものの、日曜日デートに誘われた奈央は高校時代からの友人・理子(筧美和子)に恋の相談。一方、里村もフットサル仲間で学生時代からの付き合いの宗佑（飯島寛騎）に煮え切らない想いを話し、「初恋？」と呆れられる。"じれキュン"な展開の連続に視聴者もモヤモヤさせる中、奈央を悲しませたら絶対に許さないとイケメン2人を牽制する理子こそが"氷鉄の女？"と思わせられるほどシビアだったり、昔から争いが苦手で自分の本当の気持ちが言えない里村に宗佑がエールを送ったりと奈央と里村の親友も物語を盛り上げる。4人で泊まりがけのキャンプに行くことになった時には妄想が加速し、興奮のあまり白目になるが、本作には山崎が我を見失って白目になるシーンがたびたび登場。優しすぎるハイスペック男子を演じた小関に"お笑い芸人、と言いたくなるぐらい"と評された山崎の振り切れた演技、デートのたびにキレイになっていく変化も楽しんでほしい。
文＝山本弘子
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賭けからはじまるサヨナラの恋
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