松本幸四郎主演!劇場版「鬼平犯科帳 血闘」が第26回上海国際映画祭(SIFF)で初の海外上映!

そして翌23日、劇場版「鬼平犯科帳 血闘」の本編上映後、舞台挨拶に登壇した幸四郎から上海の観客へ「松本幸四郎です!」と挨拶を送ると、客席からは「Koshiro-san」の呼び掛けとともに大歓声が送られた。また、上海に訪れるのは今回が初めてという幸四郎は「生まれて初めてこの地(上海)を踏みましたけども、こんなに温かく優しく迎えて下さり、そして美味しい食事がある場所はない」と幸四郎らしい言葉で喜びを露わにした。

また、「鬼平犯科帳の今後の"展開計画"について」という質問に、幸四郎は「既にSEASON2まで撮影が終わっており、まだ皆様にご覧いただけていない作品が4作品もありますので、世界の皆様にご覧いただけるよう制作チームが準備している最中です」と発表があり、観客からは万雷の拍手が送られた。

その後のQ&Aでは、「この映画は日本の"時代劇"としてどこを世界の皆さんに観ていただきたいでしょうか?」という観客からの問いに対し、幸四郎は「昔の時代のお話なので、携帯もパソコンもなく、人と人とが出会わないと何も起こらないし、何も知ることができない。出会うことによって、嬉しいことや悲しいことが起きる。それこそが生きる証ではないかと思います。"人"というもの、そして"人との交わり"というものが描かれている作品ですので、"全ての人間"に観ていただきたいと思います」と回答。

また、「歌舞伎は舞台なので観客のリアクションがすぐにわかると思いますが、映画はカメラに向かって演じるので、リアクションが分からない。その場合の区別はどうしていますか?」という質問には、「映像は短い時間の撮影で、一生に一回しかできないお芝居の積み重ねですので、"舞台はライブ感"と言いますが、"映像こそライブ"だと思います」と語り、さらに「僕も皆様と同じように(映像の中の)幸四郎を観て、『カッコいいな〜』『キレイだな〜』と感じています。たまにですけどね(笑)」と会場の笑いを誘った饒舌なトークを展開し、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。

6月26日には、アジア最大級のTVの祭典「第29回上海TVフェスティバル」にて、テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」のショーケース上映されており、劇場版のみならずドラマ版も世界で大きく注目を集めている。今後の松本幸四郎版「鬼平犯科帳」シリーズにも注目だ。

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放送情報

テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
放送日時:7月6日(土)16:00~
連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」
放送日時:7月6日(土)17:50~
連続シリーズ「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」
放送日時:7月6日(土)19:00~

放送チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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