「結婚に恋心は大切」小関裕太、「波うららかに、めおと日和」での深見とは似ている?似ていない?

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「ひとりでしにたい」に出演する小関裕太
「ひとりでしにたい」に出演する小関裕太

――作風がガラッと変わって「ひとりでしにたい」は、未婚・子なしの1人暮らしを謳歌する鳴海が"終活"に向き合う物語。小関さんは主人公・鳴海の弟役を演じるわけですが、出演が決まった際のお気持ちを教えてください

「出演されている方々も素晴らしいメンバーですし、脚本家の大森美香さんとご一緒できることも、とてつもなく嬉しかったです。もともと大森さんの作品を拝見していて、いつかご一緒してみたいと思っていたので、このタイミングで、こういうメンバーで、生きるヒントをたくさんもらえる非常に深い内容でご一緒できるのが嬉しいなと思います」

――鳴海の弟役ということですが、どんな役だと解釈されていますか?

「深堀るとすごくたくさんあるのですが、見ていただく方の視点だと、普通の人だと思っています。僕以外は、みなさん個性が溢れているのですが、適齢で結婚、子供ができて、年収も平均くらいという、みんなの思う"普通"の象徴のような人間かなと思います。ただ、彼の言動には、少しスパイスがあって言葉遣いなどにも違和感を持っていただけると、後々効いてくる部分もあるんじゃないかなと思っています。僕の演じる役について、本編ですごい深掘りされる訳ではないのですが、原作では実はクセありな人物なんだなと思いながら、スパイスを感じていただけたら嬉しいです」

――30代後半から始める終活というテーマについては率直にどう思いましたか?

「終活を考えるということは素敵だなと思う部分もあり、将来の危機感を持って自分自身と向き合っていくことでたくさんの気付きがありそうだなと思いました。本当に勉強になりますし、きっかけをたくさんもらえる作品なので、携われることが嬉しいです」

――脚本を読んで、気づかされたたことはありますか?

「動物を飼うことについては気になりましたね。今までは、余裕がない内はワンちゃん猫ちゃんを飼う選択肢はないなと思っていて、一人暮らしを始めてからペットを1回も飼ったことがなかったのですが、この主人公を通して、改めてきちんと考えなきゃなと。そして一人暮らしのマンションを買うということや保険も言われた通り入る、特に考えず何かを行動しているということに、すごく問題があるなと脚本を読んでいて感じました。今までとは違う視点をたくさんもらえました」

――小関さん自身は考えてから行動するタイプでしょうか?

「そうですね。20代に入ってからは、そうなりました。10代の頃は感覚人間だったのですが、20代に入ってから理論がすこしずつ備わってきて、今は割と理論人間かなと解釈しています」

ドラマ「ひとりでしにたい」から今までとは違う視点をもらえたと語る小関裕太
ドラマ「ひとりでしにたい」から今までとは違う視点をもらえたと語る小関裕太

取材・文=於ありさ 撮影=MISUMI

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放送情報

フジテレビ「波うららかに、めおと日和
毎週木曜日 22時より放送中
 
NHK「ひとりでしにたい 
2025年6月21日(土)スタート <全6回>
総合テレビ 毎週土曜 夜10:00〜10:45
[再放送] 総合テレビ 毎週水曜 午前0:35〜1:20 ※火曜深夜

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