高橋海人、"やりたいこと"を仕事にする幸せ噛み締める「すべてを120%の炎でやってる感覚」――映画『おーい、応為』
俳優

――高橋さんにとって時代劇初挑戦でした。時代劇ならではの大変だったところ、個人的に挑戦だったことなどがあれば教えてください
「言葉遣いもそうですし、髪型だったり、着物を着たり、下駄を履いたり...町の雰囲気も含めて、現代とはすべてが違うじゃないですか。だからこそ、その空気感にちゃんと馴染めるのか、という不安はありました。ただでさえ顔が濃くて『ハーフでしょ?』とよく間違われるのに、溶け込めるのかなって(笑)。
普段の生活から下駄を履いてみたり、言葉を発するときの抑揚だったりを意識しつつ、時代劇や大河ドラマなどを見て勉強しました」
――応為と善次郎のやりとりも必見です。2人の関係性について、どんなことを感じましたか?
「どんなときでも一緒にいるというより、善次郎をなんとなく見守っているという付かず離れずの関係性が、すごくいいなって思いますね」
――そんな応為を演じる長澤さんとの共演シーンも多かったかと思います。長澤さんとのシーンはいかがでしたか?
「長澤さんとは『ドラゴン桜』というドラマで共演させていただいたんですけど、俳優としてすごく堂々としていて、地に足がついているな、というイメージがありました。『ドラゴン桜』で一番覚えているのが、自分が何回か失敗したときに『みんな間違えるから、あまりプレッシャーとか感じなくていいよ。私も全然間違えるし、監督も間違えるし、とにかくやってみれば絶対に終わるから』と声をかけてくれたことです(笑)。すごくさっぱりしていて、素敵な人だなと思いました。
この作品に入ったときも、『とにかくやってみなきゃ分からないから!』って。そうした力強さと人間としての魅力が、応為とリンクしていましたね。長澤さんと応為の人間性が相乗効果で爆発したシーンもたくさんあると感じました」
――現場では、皆さんとどんなお話をされていたんですか?
「和気あいあいとしていましたね。京都での撮影だったので、お芝居の話というよりは、『美味しいごはんやさんを教えて』とか、割と生活の話をしていることが多かったです。自分はオフの日にバイクを借りてお寺巡りをしました」
映画情報
映画「おーい、応為」
公開日:2025年10月17日(金)
脚本・監督:大森立嗣
出演者:長澤まさみ、永瀬正敏、高橋海人(King & Prince)ほか
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