高橋海人、"やりたいこと"を仕事にする幸せ噛み締める「すべてを120%の炎でやってる感覚」――映画『おーい、応為』

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――北斎や応為はやりたいことを仕事にして生きています。高橋さんは「一番好きなこと」、「一番やりたいこと」を仕事にすることについて、どんな想いがありますか?

「今の活動のすべてが『自分がやりたいこと』なのが、すごくありがたいことだなと思っていて。ダンスも、音楽も、絵を描くことも、お芝居もそうですけど、すべてを含めて『アイドル』という括りでやらせてもらっています。

すべてを120%の炎でやっている感覚です。自分の引き出しも、少しインプットしたらどんどん出ていくスピード感なんです。仕事のことをずっと考えているから"身を削っているし、すり減らしながら頑張っているな"とは思いますけど、やはり創作することが大好きだから、それが楽しくて!だからこそ、この作品でも、(絵に没頭する)北斎と応為の生き様が魅力的だなと思うし、こうありたいなって思います」

――2人の姿を通して、背中を押される人もいそうですね

「そうですね。1つのことに対してずっと向き合ってる人のなかには、"この道で行くべきなのか"と、くじけそうになる瞬間があるかもしれません。ですが、この2人の生き様を見たら、自分のやっていることがどれだけすごいことなのか実感できると思います。まさに背中を押してくれる作品ですね」

――最後に本作の魅力や見どころを教えてください

「作品が残り続けているし、海外でも評価されているから、北斎がすごい人物だというのはなんとなく分かるけど、どんな人だったのかは想像しづらい。でも、この映画では、北斎の人間関係や生活にフォーカスが当てられている分、親近感が湧くんですよ。それが北斎の娘の視点で描かれているから、めちゃくちゃ面白くて!2人の生活を、隣のお家から覗き見している感覚を味わえるのが、この作品の面白いところだと思っています。

歴史の作品って"ちょっと難しいのかな"という印象があるかもしれませんが、キャッチーな場面もたくさんあって、ときにはコミカルに、ときには語りかけるように、作品のメッセージ性を受け取ていただけると思います。北斎のことをよく知らない人でも楽しめると思うし、絵に興味を持つきっかけになる作品でもあるのかなと思います」

取材・文=浜瀬将樹

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映画情報

映画「おーい、応為」
公開日:2025年10月17日(金)
脚本・監督:大森立嗣
出演者:長澤まさみ、永瀬正敏、高橋海人(King & Prince)ほか

詳しくは
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