生田絵梨花、大人の乙女心を映し出した繊細な感情表現が見事!杉咲花「アンメット ある脳外科医の日記」
俳優
(C)子鹿ゆずる・大槻閑人/講談社/カンテレ
本作で生田が演じたのは、関東医科大学病院の脳外科秘書・西島麻衣。周辺地域で絶大な影響力を持つ"西島医療グループ"の会長の孫娘で、関東医大病院の脳外科医・綾野楓(岡山)と政略結婚を目論んで婚約しているという役どころ。
パブリックイメージでもある天真爛漫な印象から一変、クールで笑顔も少ない役柄に挑んだ生田。特に物語前半では、愛のない政略結婚をする予定だったり、ミヤビや三瓶のことをよく思っていない様子だったりと、"麻衣は何を考えているのだろう"、"いい人なのか、悪い人なのか..."と思わせるような、ミステリアスな存在感を放っている。そんなところから、少しずつ麻衣の行動の意図や、胸の内に隠された気持ちなどが垣間見えていく過程を、生田がしっかりと描き出している。大人びた役柄故に一見抑えた演技ではありながら、"表向きの言動"と"その中に隠している本心"の間で揺れ動く麻衣の感情の機微を、ふとした瞬間の表情や声のトーンで表現した細やかな演技が見事だ。心の中に波風が立っても、それを素直に伝えたり、取り乱したりすることはできない...そんな麻衣のどこか不器用な性格は、リアルな人間味が溢れている。
記憶障がいを抱えながらも再び脳外科医の仕事と向き合うミヤビの奮闘と、三瓶との関係性を主軸に進む本作。そんな中で、ミヤビの主治医でもある関東医大病院の脳外科教授・大迫紘一(井浦)の近くで働く麻衣の存在は、物語の要所でキーパーソンともなっている。物語が進むと、婚約者である綾野との関係の変化にも注目が集まった。
俳優陣それぞれが見事な芝居で作り上げた名作の中で、生田の演技もきらりと光っている。
文=HOMINIS編集部
放送情報
アンメット ある脳外科医の日記
放送日時:2025年11月29日(土)12:00~
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:杉咲花 若葉竜也 岡山天音 生田絵梨花 山谷花純 尾崎匠海(INI) 中村里帆 安井順平 野呂佳代 千葉雄大 小市慢太郎 酒向芳 吉瀬美智子 井浦新
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