草なぎ剛×三宅喜重】『終幕のロンド』に込めた"人の想い"――『いいひと。』から28年の信頼対談

俳優

草なぎ剛(※「なぎ」は正しくはゆみへんに「剪」)主演の月10ドラマ『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)。遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添い、遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かしていくヒューマンドラマだ。せつない大人の恋や、大企業を舞台に繰り広げられる不穏なサスペンス要素も描かれるオリジナルストーリーとなっている。

物語もいよいよ後半戦へ突入。そんな中、主演・草なぎと三宅喜重監督の対談が実現した。草なぎの初主演ドラマ『いいひと。』(1997年)で助監督を務めていた三宅は、"僕シリーズ3部作""戦争シリーズ3部作"など、長年にわたり草なぎ×カンテレ作品に携わってきた人物。戦友とも呼べる2人による対談を、インタビュー形式でお届けする。

――「遺品整理人」がテーマの作品に挑もうと思った理由は?

三宅「前回の草なぎさんとの「戦争シリーズ」3部作では、復讐劇をテーマに、激しい怒りや悔しさをたぎらせるドラマに取り組んだのですが、今回はそれとは全く違うテイストの"人の想いを大切にする"、そんなドラマを一緒に作りたいと思いました。題材を探している中、いろいろとアドバイスしていただくこともあり、遺品整理人にスポットを当てた作品に挑戦することになりました」

草なぎ「僕もこれまでとは違うベクトルに、三宅監督と一緒に行けたらなという思いがあって。このドラマで遺品整理人という存在について詳しく知ることができて、僕自身、大変勉強になりました。実際に遺品整理のお仕事をされている方が現場に来てくださってお話を聞きながら、いままで三宅監督と作り上げてきたものとは違うステージで、新しいものを生み出そうという心掛けで挑みました」

三宅「自分たちも昔に比べて年齢を重ねてきて、周りの関係者や、親族も高齢になってきて、遺品整理について考える機会が増えたということも題材を選ぶ一つの要因になったかなと思います」

草なぎ「遅かれ早かれ自分が持っているモノをいつか整理するわけで。早いうちに意識していたほうが楽なのかなと思う一方で、自分のことになると無頓着というか。決してネガティブなことではなくて、生前整理や遺品整理を前向きに捉えてもらえたらなと思います。ドラマの中でも描かれているんですけど、長く生活を共にしたモノってその人の気持ちや魂みたいなものが宿っていると思うんです。僕は今作との出会いが、自分が大切にしているモノについてあらためて考えるきっかけになりました」

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放送情報

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」
放送日時:2025年10月13日(月)スタート 毎週(月)22:00
チャンネル:カンテレ・フジテレビ系全国ネット
出演:草なぎ剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュン

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