山田杏奈、10代のときにもらった言葉に感銘「『美しく見せよう』とは思わない」『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』インタビュー
俳優
野田サトルの人気マンガを実写化した映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が、3月13日(金)より全国公開中。
明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリー。映画やドラマシリーズを経た『網走監獄襲撃編』では、アイヌ民族から金塊を奪った男「のっぺら坊」が、アシリパ(※「リ」は小文字が正式表記・山田杏奈)の父・ウイルク(井浦新)だという証言を得る。アシリパは、「不死身の杉元」の異名を持つ主人公・杉元佐一(山崎賢人※「崎」は正しくは「立さき」)と共に網走に向かう。
今回は作品の魅力を探るべく、山田杏奈に話を聞いた。
――アシリパは複雑な想いをもって行動します。どんなことを意識しながら演じたのでしょうか?
「『網走監獄襲撃編』では、「のっぺら坊」の正体に向き合うことや、自分の出生のことなど、アシリパがさまざまな覚悟をもって進む姿が描かれています。彼女自身の強さと『何を見て何を見ないのか』の葛藤を表現したいと思って演じていました」
――今作で杉元との絆もさらに深まると思います。アシリパと杉元の関係性について、どんな印象をお持ちですか?
「映画1作目と連続ドラマを経て、より信頼関係が深まっていると思います。今回2人が離れる描写もあるんですけど、離れていても、お互いを信じているんです。少しずつ『想いを託せる相手』に変わってきているのかなと思います」
――あそこまで信頼できる相手って、現実にはなかなかいないですよね
「特殊な状況ではありますが、杉元くらい想いをかけられる人に出会うって難しいと思います。ただ、もし私がアシリパと同じ状況だったら、杉元みたいな人がいたらいいな、と思います」
――山崎賢人さんとも長らく共演しています。言葉にしなくても通じ合う瞬間も増えてきているものなのでしょうか。現場の雰囲気と合わせて教えてください
「隣にいてくださると、すごく心強い方だなと思います。(山崎以外にも)皆さんそれぞれと信頼関係が築けていると思いますし、『ゴールデンカムイ』の現場自体が温かいので、リラックスできる環境でやらせていただいているな、と思います」
――長く同じ役を演じるというのは、俳優さんとしてどんな感覚なのでしょうか?
「あまりない機会なので、すごく嬉しいです。前回の時点で『網走監獄襲撃編』を描く想定であることはお聞きしていたので、そんなに寂しくならなかったですし、『また次もできる。これで終わりじゃない!』みたいな感覚になれたのもよかったです」
――役への解像度も上がるものなのでしょうか?
「そうですね。『1年弱、同じ役で芝居をやった』というものがベースとしてあるので、必然的にゼロの状態よりも、またひとつ深いところから始められたんじゃないかな、と思います」
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
――そんなアシリパを演じるとき、特に面白い、楽しいと感じる瞬間はどんなときですか?
「本当にいろいろな面がある役なんですよ。年相応に無邪気なところがあったり、コミカルな面があったり...。猛者たちのなかでも、しっかりと自分の意見を言う強さもある。やればやるほど新しい表現が出てくるんです。そうした新しい表現をアシリパとしてやらせてもらえるのはありがたいし、やりがいがあるなと思います」
――彼女の心の成長に関してはどう受け止めていますか?
「ここからまた成長していく...というよりも成長させられると思います。今回の『網走監獄襲撃編』も『アシリパならこの局面を乗り越えられるだろう』という読者目線寄りの思いもあります(笑)。ただ、過酷な運命のなかにいるのは確かなので、寄り添いたいなと思いますし、彼女と一緒に私自身も成長していけたら、と思いますね」









