
――これまで演じてきたさまざまな役柄と比べたとき、メリー・ポピンズという存在ならではの難しさ、あるいは魅力をどう感じていますか?
「ディズニー作品ですし、立ち姿にとても細かな決まりがある役なので、まずは皆さまがイメージするメリー・ポピンズからはみ出さないということが難しさの一つです」
――原作(映画・舞台など)に触れてきたご経験があれば、その印象と、今回の舞台版ならではだと感じている魅力について教えてください
「原作や映画、それぞれのメリーに触れてきましたが、どれも違った魅力があって、演じる人によって個性を生かせる役でもあると感じています。舞台版は、今回メリーが3人いるので、それぞれ全く違う印象になるねと言われています」
――濱田めぐみさん(2018・2022年公演から続投)、朝夏まなとさん(2026年公演から初参加)とトリプルキャストで同じ役を演じることについて、どのように受け止めていますか。また、お二人の存在から刺激を受けることはありますか?
「私自身はむしろ複数キャストで舞台に出演することの方が多いのですが、今回もお二人から学ぶことがとても多く、稽古を見学できる時間も多いので客観的に作品に向き合うことができています。めぐさん(濱田めぐみ)の体に染み込んだメリーも、まあちゃん(朝夏まなと)の立ち姿の美しさも、すべてが刺激になります」

――「それぞれのメリー・ポピンズらしさ」が観客に伝わるとすれば、ご自身ではどのような魅力が表れると思いますか?
「まだ探り探りなので、自分では正直よく分かりませんが、彼女に深く共感することがたくさんあるので、自分の言葉かメリーの言葉か分からなくなるくらい、セリフが自然と口にできる気がします。そして子どもの頃から踊ることが大好きだったので、作品の音楽がかかるとメリーとして体が勝手に反応してしまい、メリーの要素は少なからず自分の中にあると思っています」
――メリー・ポピンズを演じる上で、特に重視している演技要素(歌唱・ダンス・佇まい・物語の伝え方など)があれば教えてください
「すべてがプラクティカル・パーフェクトであること。なかなか難しい課題ですが、努力あるのみです」
――初めてこの作品をご覧になる方へ、ぜひ注目してほしいポイントと、観劇を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします
「今回新しいキャストも加わり、前回から細かな変更や新しい演出が加わっています。観たことがある方にとっても新鮮で見どころ満載になっていると思います。これぞミュージカルらしいミュージカルなので、劇場にあまり来たことがないミュージカル初心者の方もぜひ肩の力を抜いて来ていただけたら嬉しいです」
文=HOMINIS編集部
ヘアメイク=真知子(エムドルフィン)









