(C)テレビ朝日・東映
社会の闇に切り込む記事を書く週刊誌の女性記者が、スカイツリーを背にした"映えスポット"で何者かに殺害されるところから物語は展開していく。
被害者は前日にネットで動画を公開しており、その中で「社会を揺るがすラスボス"GM"の謎に迫るため直撃取材する」と語り、捜査一課長についても言及していた。早速現場に臨場し、捜査を開始した捜査一課の面々。目撃者によると、被害者は殺される直前に金髪アフロの派手なファッションの女性と話しており、被害者が女性に向かってはっきりとした声で「えぐち」と言っていたという。そして、動画を撮影したはずのスマートフォンやパソコンは見つからなかったものの、被害者のバッグが見つかり、中には大きなおにぎりが2つと人材派遣会社の社長・池井の名刺が発見される。捜査一課は目撃者の証言にあった"えぐち"と呼ばれる人間、そして「GM」の意味を探っていくことに。
大岩から「"大福"の勘は特別だ」と絶対的な信頼を置かれている平井は単独捜査の許可をとり、浅草の人気大福店で働くギャルと接触。売り切れについて「マジGM」と言われ、"GM"にはギャル語で"ごめん"や"ごみ"という意味があることを知る。目撃証言をもとにしたイラストを見せると、ギャルからは「えぐち!?」という言葉が漏れるが、「何も知らない」とごまかされてしまう。最後にはギャルの略語の会話がよくわからず、「イミフ」とかつてのギャル語を1人呟く大福。
ギャル界隈にも溶け込むことのできる自由な空気を放っているため、捜査一課チームからは"元ギャル"や"元スケバン"と疑われ、首をかしげながら「内緒」と答える。そんなリアクションもおかしく、斉藤のとぼけた味のある演技が、本作にエンターテインメントな要素も与えている。
■難航する事件の中、重い責任を負いながらも真摯かつ紳士な大岩が渋い!
小山田たちは手掛かりの1つである会社「GM Revolution」を訪れる。被害者のバッグに入っていた名刺の池井は、パワハラやセクハラに悩む人たちを対象にした"論破代行サービス"を行う、ギャルたちが働く会社のカリスマ社長だった。
同時に名前のアルファベットが"GM"で、政財界に太いパイプを持つ起業家男性の存在も浮かび上がる中、捜査は難航。第2の殺人事件が起きてしまう。大岩は部下たちの前で謝罪した上で「必ずホシをあげる!」と再度、号令をかける。
先入観を持たず真摯に人と向き合う大岩を演じる内藤。その演技の深みが伝わるのは、高校生の頃から知っていた池井と再会し、2人で言葉を交わす場面だ。彼女に敬語で語りかける大岩は、池井からギャルになったのは大岩のせいだと言われ、戸惑いを浮かべ、言葉を失う。
"GM"という謎のワードの意味はなかなか解き明かせず、犯人の点と点が繋がらない。そんな状況下で重責を担いながらも、部下を信じ、冷静さを失わない大岩と、ギャルに負けないマインドで捜査に当たる平井。そして本作の鍵を握る池井を演じた石田の芝居も見応えがある。物語の行方を見届けずにいられない。
文=山本弘子





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