中島健人×milet共演「知らないカノジョ」――"運命の人に出会えていなかったら..."切なすぎる"もしもの世界"を描くラブストーリー

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中島健人とmiletの好演が、恋愛映画の名手・三木孝浩監督が描く切ない物語の中で光る
中島健人とmiletの好演が、恋愛映画の名手・三木孝浩監督が描く切ない物語の中で光る

(C)2025「知らないカノジョ」製作委員会

夫婦喧嘩の翌日、"2人が出会わなかった世界"が始まるというファンタジックな展開から動き出す本作。主人公のリクは、元の世界ではベストセラー作家として成功をつかんだものの、あまりの忙しさから、かつては持っていたはずのミナミへの思いやりを忘れてしまっていた。そんな中、迷い込んだもう1つの世界。そこで大スターとなっていたミナミと再び出会うことで、元の世界では知らなかった彼女の願いを知り、かつての自分が見ないふりをしていたこととも向き合うようになる。"もしもの世界"の中で、リクが愛する人たちのために行動し、変わってゆく姿を描き出している。

リクは冒頭の大学生時代、作家として成功した後、そして"もしもの世界"に行ってからと、短い時間の中で印象がガラリと変わるタイミングがあるのだが、中島はその変化をナチュラルに表現。特に物語の軸となる"もしもの世界"でのリクを演じている時には、繊細な感情表現がきらりと光っている。作家時代の尊大な態度から一変、摩訶不思議な状況に戸惑い焦る姿や、愛する人を取り戻そうと情けなくも必死に奔走する姿。そして、元の世界では気付けなかったミナミの思いに触れ、後悔がにじむ切ない表情に伝う一筋の涙。リクの感情の機微を細やかに映し出す演技に、中島の俳優としての真価を感じる。

(C)2025「知らないカノジョ」製作委員会

ヒロインを演じたmiletは本作が映画初出演ながらも、元の世界ではリクとのすれ違いに悩む妻・ミナミを、"もしもの世界"ではトップアーティストのミナミを好演。見事な演じ分けに、持ち前の表現力の高さを感じさせられる。特に"もしもの世界"では、ミステリアスな大スターでありながらも、素顔は明るく可憐なミナミを魅力的に演じた。また、主題歌「I still」を書き下ろし、作中でライブシーンも披露している。透き通るような歌声が素晴らしいのはもちろん、ライブシーンでも"milet"ではなく"前園ミナミ"としてそこに存在しているから、圧巻だ。

愛する人と出会えていなかったらという切なすぎる"もしも"の世界で、自分のためではなく誰かを思ってしたことが、状況を動かしていく。不器用ながらも温かいラブストーリーの結末を、その目で楽しんでいただきたい。

文=HOMINIS編集部

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