葛藤を表現した八木勇征(FANTASTICS)の美しい涙も...井上祐貴櫻井海音ら、同世代俳優との関係性も尊い"ぼくまほ"こと「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」

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「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」
「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」

(C)2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会

劇中で八木は、ピアニストを夢見るアキトを熱演。ピアノにかける情熱や、うまくいかずに足踏みをしてしまう葛藤を表現しつつ、友だちの痛みや寂しさにそっと寄り添えるような温かさを体現している。柔らかく儚い佇まいの奥に、確かな意志の強さを光らせることができる。

それが彼の俳優としての大きな魅力だが、揺らぎと力強さを行き来するアキト役は、その真価を存分に堪能できる役柄と言えそう。クライマックスで見せる美しい涙には、胸を鷲掴みにされること間違いなしだ。

またハルヒ役の井上祐貴、ナツキ役の櫻井海音、ユキオ役の椿泰我との相性もすばらしく、高校生時代の彼らが制服姿でボケたりツッコんだりと、わちゃわちゃとしたやり取りをする一幕には、一際胸が踊る。尊い関係性を築いていく主人公たちは、一体どのような魔法の使い方をするのか。幸せや優しさのあり方が胸の奥まで沁み渡る、みずみずしい感動作となっている。

文=成田おり枝

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