(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
5月29日に公開された是枝裕和監督の最新作「箱の中の羊」。綾瀬はるかが千鳥・大悟と夫婦役を演じた本作は、海外の映画祭でも高い評価を受け、是枝作品としては2015年の「海街diary」以来10年ぶりに、カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品された。
その「海街diary」が、7月29日(水)にWOWOWで放送される。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが演じる四姉妹の日々を描いた本作を、この機会に改めて紹介したい。公開から10年が経った今も色褪せない、是枝作品ならではの静かな余韻と、4人の俳優が織りなす繊細な演技を味わってほしい。
鎌倉の古い一軒家で暮らす三姉妹。しっかり者の長女・幸(綾瀬はるか)、自由奔放な次女・佳乃(長澤まさみ)、マイペースな三女・千佳(夏帆)は、祖母の死後、幸が家計を支えながら3人で暮らしてきた。ある日、15年前に家を出て以来、音信不通だった父の訃報が届く。葬儀に参列した3人は、そこで父と後妻の間に生まれた異母妹・すず(広瀬すず)と出会う。母をすでに亡くし、気丈に振る舞いながらも居場所を失っていたすず。その姿を見た幸は、別れ際に「一緒に暮らさない?」と声をかける。こうして、鎌倉の家で四姉妹の新たな生活が始まる。
吉田秋生の同名コミックを、是枝裕和が自ら脚本・監督を手がけて映像化した本作は、2015年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、世界的にも高く評価された。音楽は菅野よう子、樹木希林、堤真一、リリー・フランキー、大竹しのぶ、加瀬亮、鈴木亮平、坂口健太郎、前田旺志郎ら実力派が脇を固め、四季折々の鎌倉の情景とともに、梅酒作りやしらすトーストといった季節の食卓を囲む場面を丁寧に積み重ねながら、家族という関係の温かさとほろ苦さを描き出している。派手な事件は起きないが、日常の細部を積み重ねる是枝演出の真骨頂が、4人の女優の芝居を通して静かに浮かび上がってくる作品だ。









當真あみの瑞々しい演技も光る「水は海に向かって流れる」" width="304" height="203" loading="lazy" fetchpriority="high">
