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こんなにも心が締めつけられるドラマが、かつてあっただろうか。これほどまでに理不尽さを突きつけてくる作品が、かつてあっただろうか――。
東野圭吾が問うた、累計発行部数170万部を超える問題作「さまよう刃」。その実写ドラマは、観る者の倫理観と感情を激しく揺さぶる作品である。
長峰重樹(竹野内豊)は、妻を亡くし、男手一つで高校生のひとり娘・絵摩を大切に育ててきた。しかし、そんな幸せな日々が突如終わりを告げる。アルバイトに行ったはずの娘が、凄惨な遺体で発見されたのだ。
数日後、悲しみに暮れる長峰のもとに、犯人の名と居場所を告げる密告電話がかかってくる。教えられたアパートの部屋を物色すると、絵摩が少年たちにむごい手段で殺される瞬間を捉えた映像が残されていた。帰宅した犯人のひとり・アツヤを殺害した長峰は、主犯のカイジの行方を追う。父親の行動は、是か非か。長峰の逃亡復讐劇が始まる。
...あらすじを読むだけでも頭がクラクラし、胸の奥深くに重い感情が渦巻くのを感じる。逃亡を続けながら犯人を追い詰める長峰が、最後にたどり着く答えとは何なのか。そのあまりにも切ない結末を、確かめずにはいられない。











