志尊淳も涙!「トッキュウジャー」1年半の集大成「長いようで短かった」

ドラマ「女子的生活」や連続テレビ小説「半分、青い。」で、その中性的な美貌を最大限に発揮した演技で注目を集めた俳優・志尊淳。一方で「トドメの接吻」のホスト役や、映画『走れ!T校バスケット部』のバスケ少年役など、幅広い役柄も難なく演じることができる、"カメレオン俳優"として今最も活躍が期待されている若手俳優の1人だ。

そんな彼の名が多くの人に知られるきっかけとなった作品といえば、2014年~2015年に放送された特撮戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」だろう。子供たちが大好きな列車や鉄道をモチーフとした本作で、志尊が演じたのは幼なじみで構成されたトッキュウジャーのリーダー、トッキュウ1号でもある青年・ライト。子供の頃から"ごっこ遊び"が得意で、どんなことにも前向きに楽しむ超ポジティブなキャラクターを、志尊は無邪気な笑顔と明るい声で見事に表現した。

東映特撮ヒーロー作品は、本編の放送終了後に日本各地の会場で、ライブアクションやキャストトークショーが楽しめる「ファイナルライブツアー」を開催することでも知られている。トッキュウジャーも2015年3月から「烈車戦隊トッキュウジャー ファイナルライブツアー2015」と題して全国8都市を巡った。イベントは本編で脚本を務めた小林靖子による、ここでしか見られないオリジナルストーリーを照明、音響、特殊効果を駆使した舞台演出と大迫力のアクションで表現したライブショーと、志尊ら主演俳優6人によるトークショーの2部構成。その千秋楽公演となる大阪・オリックス劇場での模様が東映チャンネルで放送される。

第1部のライブショーでは、ライトとして軽快なアクションや陽気な歌声を披露する志尊だが、第2部のトークショーではその素顔が見られるトークを展開。作品に関わった1年半を振り返って「長いようで短かった」と感想を言うと、ステージ上にいる仲間の顔を見つめながら「この1年半、本当に家族よりも一緒にいて、この期間はかけがえのないものになったと感じます」と思いを口にした。

最初は明るい笑顔を見せていたものの、さまざまな思い出が胸をよぎったのか言葉を失い、うつむく場面も。「自分の弱みを人に見せることが好きじゃないため、くやしさも人に見せず、人に迷惑をかけるという形で表現してしまった時期もありました」と静かに涙を流す志尊は、続けて「それでも文句を言わずに付いてきてくれたトッキュウジャーのメンバーや、支えてくれたスタッフの皆さん、応援してくださる皆さんがいてくれたから『烈車戦隊トッキュウジャー』という作品を作り上げることができました」と語った。

「この作品に携われてすごく幸せだなと感じることができました」と、会場すべてに視線を投げかけながら感謝を述べる志尊。涙を流し続けても、手で顔を隠したり、声を震わせず、最後はしっかり明るい笑顔で締めくくった彼の姿から、誠実さと驚くほど高いプロ意識を垣間見ることができるだろう。

文=中村実香

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放送情報

烈車戦隊トッキュウジャー ファイナルライブツアー2015
放送日時:2018年12月16日(日)17:30~
チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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