櫻井翔広瀬すず、「ネメシス」コンビが出演!東野圭吾の原作映画に再注目

日本テレビ系で放送中のドラマ「ネメシス」でW主演を務めている櫻井翔と広瀬すず。2人が初共演した櫻井翔主演のミステリー映画『ラプラスの魔女』(2018年公開)が6月に映画・チャンネルNECOで放送される。

「ネメシス」で櫻井が演じているのは自称天才だが今1つ頼りにならないポンコツ探偵で、広瀬が演じているのは櫻井をフォローする天才的な推理力を持つ助手。『ラプラスの魔女』の櫻井の役は地球化学を研究する生真面目だがちょっと天然の大学教授の青江修介で、広瀬の役は明晰な頭脳で自然現象を次々に言い当て青江を驚かせる羽原円華。偶然かもしれないが、どこか共通点を感じさせる。

「ラプラスの魔女」に出演した広瀬すず

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

原作は東野圭吾のベストセラー小説で、メガホンをとったのは数々のヒット作を世に送り出した三池崇史監督だ。豪華キャストも話題となった本作で櫻井と広瀬が見せる顔とは?

■謎の天才少女を見守る櫻井の視線と、強い意志を感じさせる広瀬の視線

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

硫化水素中毒死が死因の2つの謎の不審死。警察は地球化学の研究者である櫻井演じる青江に事件の調査を依頼することになる。その過程で「事件現場に連れて行ってほしい」と青江の前に現れる不思議な力を持つ少女が広瀬演じる円華だ。テーブルに少年がこぼすジュースを予知していたかのように自分のスマホが濡れない位置まで移動させる円華。青江は、硫化水素の性質についてもスラスラと語る彼女に「君は何者なんだ?」と思わず問いかける。自身を"ラプラスの魔女"と名乗り、友人を探しているという彼女に巻き込まれるように、青江は事件の謎に近づいていく。

本作では目的のために目が離せない行動をとる広瀬を見守るような櫻井の温かい視線が印象的だ。教授というと気難しそうなイメージを思い浮かべるが、人を疑わない人柄の良さが滲み出ているのは櫻井ならでは?そして切ない過去を持つゆえに自然現象を予知する能力を身につけた広瀬の、人を射るような鋭い視線も魅力的。2人のコンビネーションにも注目したい。

■豪華なキャスト陣が映画を彩る

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

櫻井、広瀬とともに重要な役を演じているのが福士蒼汰。円華が探している友人の甘粕謙人役で、脳神経細胞の再生手術を受け、高い予知能力で復讐の方向へと走っていく青年を演じている。

青江に事件の調査を依頼する刑事役に玉木宏、青江の助手に志田未来、円華のボディガードに高嶋政伸、事件の鍵を握る映画監督の甘粕才生役を豊川悦司が演じ、後半で見せる怪演が強烈な印象を残す。

(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会

見終わった後にもまだ謎が残る映画でもあり、作家デビュー30周年を迎えたタイミングで"これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった"と語った東野圭吾の原作と合わせて楽しむのもアリかもしれない。

文=山本弘子

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放送情報

ラプラスの魔女
放送日時:2021年6月9日(水)18:45~ほか
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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