若き日の中村倫也が雪国へ...紀行ドキュメンタリー「こんなステキなにっぽんが」

2021年春ドラマでは主演作「珈琲いかがでしょう」で移動珈琲屋の店主を演じた中村倫也。他にも「コントが始まる」で売れないお笑いトリオのマネージャー、5月に公開されたマルホweb動画「忍び寄る口唇ヘルペスの予感」では、ちょっぴり天然でミステリアスな探偵を演じるなど、あいかわらずのカメレオン俳優ぶりを見せている。

中村倫也(2011年放送の紀行ドキュメンタリーより)

(C)NHK

動物好きでも知られる中村。7月9日(金)公開の映画『100日間生きたワニ』では、声優としてネズミ役にチャレンジする。同作は、「#Twitterトレンド大賞 2020」で4位にランクインするなど大きな話題を集めた4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」の映画化とあって注目度も高い。ワニの親友という重要なポジションを、あの甘い声でどのように表現するか、今から楽しみにしているファンも多いはずだ。

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そんな映画公開前日となる7月8日(木)、2011年に放送された「こんなステキなにっぽんが」がホームドラマチャンネルで放送される。

本作は、各界で活躍する旅人が今も伝統的な暮らしの知恵や地域の絆を受け継いで生きる人々を訪ね、"にっぽんの原風景"を再発見するという紀行ドキュメンタリー。旅の手がかりは、懐かしい時代の面影を記録した1枚の写真だ。

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中村が訪れたのは、和紙の産地として知られる飛騨市河合町。ここで中村は、春から秋にかけて"こうぞ"を育て、冬は紙をすくという和紙の伝統を二人三脚で現代に伝える1組の夫婦の姿を追った。

岐阜県北部の豪雪地帯である同地で、冬の風物詩になっているのが"雪ざらし"。800年前に始まったとされるこの雪国に伝わる技法は、和紙の原料となる"こうぞ"を雪面で天日にさらし、何度もひっくり返すことで次第に白く漂白していくという先人たちの知恵。薬品を用いないため、"こうぞ"の繊維を痛めることもなく、丈夫な和紙をつくる上で、欠かせない工程だ。

長い年月を経て、現代に受け継がれる伝統の技。その苦労を目の当たりにし、当時20代前半の中村は何を感じるのか。俳優として見せる顔とはまた違う表情にも注目しながら楽しみたい。

文=安藤康之

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放送情報

こんなステキなにっぽんが【中村倫也出演回】 シリーズ 冬に生きる「心こめて 雪国の和紙~岐阜県 飛騨市~」
放送日時:2021年7月9日(金)3:15~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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