「プライベート感」にドキドキ?朝ドラで話題の松下洸平桜庭ななみがリモートドラマで再共演

桜庭ななみと松下洸平が出演の大阪発リモートドラマ「ホーム・ノット・アローン」が完全版として、ホームドラマチャンネルで7月9日(金)に放送される。

2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大により1回目の緊急事態宣言が発令。リモートワークが推奨され、飲食店にも夜の営業を自粛するように要請が出た。テレビ業界もそれに対応し、感染予防のために多数のキャスト・スタッフが集まるドラマの撮影を中止せざるをえなかった。それゆえ4月クールの「半沢直樹」(TBS系)などが夏の放送にずれ込んでしまったのは記憶に新しい。

代わって緊急避難的に制作されたのが「リモートドラマ」。俳優が自宅にカメラを設置し、インターネット回線を通じて相手役の人とビデオ通話でやり取りするという新しい試みだ。どこの家にもWi-Fiが飛び、かつ高解像度で撮影できるスマートフォンもある時代だからこそできたことで、まさに2020年代ならではの手法に。5月、地上波キー局で最初に放送されたのが、NHK東京放送局制作の「今だから、新作ドラマ作ってみました」だった。柴咲コウ、ムロツヨシ、高橋一生らが出演したこともあり、かなりの話題に。その直後、NHK大阪放送局が制作し関西ローカルで放送されたのが「ホーム・ノット・アローン」である。

「ホーム・ノット・アローン」より

(C)NHK

桜庭ななみと松下洸平が共演したこのドラマ。アパレル会社の社員であるくみ子(桜庭ななみ)は在宅勤務中、ひとりで暮らすマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまう。慌てて修理業者に電話をかけたつもりが、間違えて初対面の居酒屋の店長・常林(松下洸平)に繋がる。それをきっかけに2人はビデオ電話をかけ合うようになり、自粛生活の不安を打ち明けたり、相手を励ましたりする。

関西地区でのみ放送された初回時は、毎晩2分全5回のショートストーリーとして展開し、くみ子と浩也が次第に心を通わせていくさまが現在進行形で放送された。初めての緊急事態宣言、初めての自粛生活。友達にも離れて暮らす家族にも会えない。それまでの日常は突然、どこかに消えてしまった。常林は居酒屋を続けていけるのかというピンチに立たされ、くみ子は彼ほど切羽詰まってはいないものの、仕事しながら「来年の春、みんながどんな服を着たいのか全然分からない」と途方に暮れている。「ホーム・アローン」な状態で、ちょっと油断すれば涙が出たり鬱っぽくなったりしそうな表情でいる2人は、去年の春の私たちそのものだ。

リモートドラマならではの臨場感も魅力

(C)NHK

ビデオ通話は縦長の画面で、2人は普段着姿でスマートフォンに向かって話しかける。常林がスマホを倒してしまい、天井だけが映る場面も。通常、スタジオなどでプロのカメラマンが撮影する映像と比べれば、ぎこちなく素人っぽいが、それだけに臨場感がある。まるでInstagramやLINEのライブ配信のようで、俳優が本当に自分のプライベート空間で撮影しているように見えてドキドキする。それもリモートドラマならではの楽しみだ。

桜庭ななみは朝ドラ「スカーレット」で主人公・喜美子(戸田恵梨香)の妹・直子を演じ、初めてのパーマに失敗するくだりなどをコミカルに好演。松下洸平は喜美子の夫で陶芸家の八郎を演じ、その独特の存在感と演技力の高さで一躍、名前が知られるようになった。「ホーム・ノット・アローン」は朝ドラ完結の2ヶ月後に放送されたので、「スカーレット」のファンから関西以外でも放送してほしいという声が挙がった。桜庭の持つ天性の明るさとたくましさ、松下が自然体で演じた青年の繊細さと芯の強さが、強く印象に残る。

1年前のタイムカプセルを掘り起こすように、あの頃の自分たちに重ねて見てみよう。

文=小田慶子

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放送情報

大阪発リモートドラマ「ホーム・ノット・アローン」完全版【松下洸平主演】
放送日時:2021年7月9日(金)3:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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