高橋一生のコミカルな演技に注目!星野源との息の合ったコンビネーションが魅力の時代劇

星野源主演のエンターテインメント時代劇「引越し大名!」で姫路城の書庫番・片桐春之介(星野)の幼なじみであり、御刀番の鷹村源右衛門を演じたのが高橋一生だ。春乃介が書庫にこもって大好きな本と過ごす"引きこもり侍"なのに対して、鷹村は陽気で豪快な剣の達人。地味ながら幸せな毎日を送っていた春乃介が、江戸時代の国替え(引越し)を仕切る大役"引越し奉行"に任命されることになったのも鷹村の罠にハマったから?

「引っ越し大名!」で主演を務める星野源
「引っ越し大名!」で主演を務める星野源

©2019 「引っ越し大名!」製作委員会

知的な役を演じることが多かった当時の高橋一生にとって、本作でのコミカルで体育会系の役は新たな挑戦。巨大な槍・御手杵(おてぎね)を振り回す大立ち回りのシーンもかっこいいと話題になった。そんな高橋の役どころと、そのチャームポイントとは?

■星野源を振り回す高橋一生は、天真爛漫で男らしい役

藩主の松平直矩(及川光博)が幕府に姫路から大分への国替えを命じられたことから春乃介の悲劇(?)が始まる。

高橋一生のほか、星野源、及川光博、濱田岳らも出演
高橋一生のほか、星野源、及川光博、濱田岳らも出演

©2019 「引っ越し大名!」製作委員会

人数は1万人、移動距離は600km。お金も労力も半端ない江戸時代の引越しを取り仕切る役目など、誰もやりたがるはずもなく、名乗りをあげる者はいなかった。そこで「このお役目にうってつけの者がいます!」と春乃介を推薦したのがお調子者でいつもハイテンションの鷹村。嫌がる春乃介を薄暗い書庫から無理やり太陽の下に引きずり出し、廊下を引きずっていくシーンからして爆笑だ。酒好きで女好きの鷹村は「引越し奉行」に任命された春乃介のフォロー役となるものの、引越し費用を調達するため、町の有力者に借金のお願いに行く直前に飲み過ぎてヘベレケになってしまい、勘定頭の中西監物(濱田岳)と春乃介にストップをかけられるなど、本能のままに生きる明るい男。それでいて、春乃介が大事にしている本を自ら燃やす時にはやるせない顔を見せたり、元引越し奉行の娘・於蘭(高畑充希)に想いを寄せる春乃介に「ウブなお前には無理」と心配したりと、心優しい面も覗かせる。大役を任された春乃介の成長を喜ぶ笑顔もチャーミングで、高橋一生の表情豊かでコミカルな演技が全編にわたって楽しめる。

■後半では女子たちにキャーキャー言われる見せ場も

引越しの手はずが整い、一行がいよいよ姫路を出発する後半戦では、危機的状況で鷹村が大活躍。松平大和守家に伝わる家宝で「天下三槍」と呼ばれる名槍、御手杵を豪快に振り回して敵と戦い、於蘭を始めとする女性たちを沸かせるシーンは達人の見せ場だ。

©2019 「引っ越し大名!」製作委員会

全長3.8mの槍で1人で立ち回る場面を演じるために身体を鍛えまくったという高橋。やる時はやる男、鷹村の魅力全開の場面は見逃せない。ちなみに星野と高橋は撮影中にお互いを"源ちゃん"、"いっちゃん"と呼び合う仲。そんな2人の息の合ったコンビネーションにも注目だ。

文=山本弘子

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放送情報

引っ越し大名!
放送日時:2022年2月25日(金)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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