「相棒Season21」で伝説のバディが復活！水谷豊と寺脇康文が演じた名コンビを振り返る

■薫ちゃんの決断をいち早く察したのは相棒の右京さん

亀山の異変にすぐ気がついたのは相棒の杉下。雑然としていた机がきれいに整頓されていること、欠かさなかった珈琲豆を補充しておかなくなったことなどだ。

「相棒season7」で2人が対峙する最後の事件は、ワクチンも薬もない未知の危険なウイルスとの戦いのストーリー。2008年に放送されたドラマだが、今、見返すからこそリアルに感じる場面も多々あり、ドキッとさせられる。杉下の推理を信じて、電話で「これが右京さんとの最後の事件になると思います」と伝え、身体を張って感染病棟に飛び込む亀山の漢気を感じられるシーンは印象的だ。

警察を辞める日、杉下に「お世話になりました！」と深々と頭を下げた亀山。亀山の前に配属された部下たちが最長1週間で辞めていったという過去を持つ杉下が、行きつけの飲み屋の女将に「そんなことを言われたのは初めてだった」と明かすのも、外を歩いている亀山の携帯に電話を入れるのもグッとくるポイントだった。

妻の美和子とサルウィンに旅立ってから14年、2人はどんな再会を果たすのか？期待は募るばかりだ。

文=山本弘子

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