高畑充希の新境地！派手な衣装とギャルメイクで体当たりの演技を見せた映画「アズミ・ハルコは行方不明」

大きな瞳が印象的なビジュアルと、圧倒的な演技力そして歌唱力で、日本のエンターテインメント界で大きな存在感を示している高畑光希。ミュージカルを中心とした舞台やドラマ、映画、そして音楽活動やエッセイ執筆など、さまざまなフィールドでその多才ぶりを発揮している。そんな高畑が蒼井優と共演した青春映画「アズミ・ハルコは行方不明」が12月にＷＯＷＯＷで放送される。

北関東のとある街で、ある日突然失踪した28歳のOL・安曇春子(蒼井)。彼女の捜索願のポスターが交番の掲示板に貼られる中、20歳の木南愛菜(高畑)は、中学時代の同級生であるユキオ(太賀)と学(葉山奨之)が結成したアートユニットに混ざり、安曇春子のグラフィティ・アートを街中に生み出していた。その一方で、男性のみをターゲットに暴行を加える謎の女子高生集団が、次々と被害者を増やしていた...。

高畑が演じたのは、ノリと勢いだけで生きているギャルの愛菜。成人の日に行われた中学時代の同窓会には濃いめのギャルメイクに着崩した振り袖という出で立ちで登場し、友人とのハイテンションな挨拶や、自身を「愛菜」と呼び、仲良しの男子に飛びつくなどのパワフルな演技で、観客が高畑に抱く清純派のイメージを一瞬にして吹き飛ばす。その驚きが最高潮に達するのは、ユキオと抱き合った状態から始まるラブホテルでのシーンだろう。汗で濡れた髪を首筋に貼りつかせながら、ユキオに甘える高畑が漂わせる大人の色気に、目を奪われずにはいられないはずだ。

18歳の時に「なんとなく」で働いていていたキャバクラの控え室を回想するシーンでは、先輩から妊娠を機に結婚すると聞かされた瞬間、タバコの火を消すという思いやりも見せながら、我がことのように大喜びした愛菜。くるくると変わる高畑の豊かな表情やリズミカルなセリフ回しが愛菜というキャラクターにさらなる魅力を与えていく。

この記事の全ての画像を見る