映画「Dr.コトー診療所」出演の生田絵梨花 島での撮影は「過酷で大変な撮影でした」

――公開が12月ということで年の瀬ですが、2022年はご自身にとってどんな年でしたか?

「いい意味で『1年じゃなかった』と感じるくらい濃い日々を過ごさせていただきました。一応10年っていうアイドルの経験値はありますけど、1人になると全部が初挑戦のような感覚になるんですよ。1人の役者として現場で何ができるかとか、スタッフさんやキャストの皆さんとどうコミュニケーションが取れるかとか、全部が新鮮で全部が学びで、たくさんの気付きがあった1年でした」

――少しは時間的な余裕も持てたのでしょうか?

「グループにいた時はずっと忙しかったんですけど、今は忙しい時とゆったりできる時の波があるという感じですね。今の時期はすごくマイペースに過ごしていて、この時期に友達とかに会うと『なんか丸くなったね。穏やかそうだね』って言われます(笑)。みんなけっこう私の活動を見てくれていて『普通の人間のふりしてるね』って!私のことを"モンスター"扱いしてくるんですよ(笑)」

――2023年はどんな年にしたいですか?

「しばらく映像のお仕事を続けてやらせてもらった中で、来年は舞台を2本やらせてもらうので、しっかりと生の緊張感を浴びながら努めたいなと思います。映像で学んだことが舞台にどう作用していくのかというのが、まだ未知な部分なのですごく楽しみですね。あと、せっかくこうやって新しい環境で学ばせてもらっているから『途切れずに重ねていきたいな』という思いがあるので、チャンスがあればお芝居だけでなく歌手活動もかたちにできたらなって思っています」

――最後にファンの皆さん、劇場にいらっしゃる方々にメッセージをお願いします。

「島やコトー先生に"限界"というものが訪れた時にどうしていくのかというのが一つのテーマになっていて、本当にいろんな事件が起こっていくのですが、それでも生きることを諦めずに人の命を守り続けるコトー先生と先生を取り巻く人たちのそれぞれの思いや生き様が、観てくださる皆さんの心に少しでも響くと良いなと思っています」

(C)山田貴敏 (C)2022映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会

文=原田健 撮影=中川容邦
ヘアメイク=富永智子 スタイリスト=有本祐輔

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映画情報

『Dr.コトー診療所』
2022年12月16日(金)全国東宝系にてロードショー

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