リーチ マイケル、ラグビーワールドカップ2023で経験した手応えや、日本ラグビーの未来にかける思いを語る

Photo by S.IDA

今秋、フランスで開催されたラグビーワールドカップ2023。前回大会に続き、2大会連続の決勝トーナメント進出を逃す悔しい結果となったが、日本選手は世界に通用するレベルまで進化している。

日本代表の進化の要因の1つとして挙げられるのは、2003年から行われていた「トップリーグ」に代わり、世界最高を目指して国内最高峰リーグをさらに発展させるため、2022年1月より新たに開幕した「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビー リーグワン)」だろう。

2023-24シーズンは、各ディビジョンともに12月9日より開幕、2024年5月26日(日)にプレーオフトーナメント決勝が予定されており、日本中のラグビー選手の活躍が期待される。

今回は、東芝ブレイブルーパス東京でキャプテンを務める、リーチ マイケルにワールドカップで感じたこと、リーグワンでの注目ポイントや意気込みなど語ってもらった。

ラグビー日本代表としてプレイするリーチ マイケル
ラグビー日本代表としてプレイするリーチ マイケル

Photo by Yuuri Tanimoto

――今回のワールドカップでは全4試合にフランカーとして先発されました。個人としてのパフォーマンスの評価をお願いします

「先発で出場できたことはすごく嬉しくて、自分のポジションを勝ち取って試合に出ることができて良かったと思います。ただ、最終戦に負けてしまったことにとても責任感を感じていますし、まだまだ強くならないといけないなと思いました。今回の大会でいろいろ感じたこともあったので、これからまた更に進化できるよう頑張りたいと思います」

――今回は姫野選手が初めてキャプテンを務められましたが、どのようにサポートされてましたか?

「今回、姫野がキャプテンになって彼自身もすごく成長したと思うし、キャプテンの重みも感じたと思います。キャプテンは準備だったり、プレー以外のところでも気を遣わないといけないので、バランスとるのがすごい大変。僕はキャプテンじゃなかったので、今回はすごく楽でした(笑)。自分のプレーを磨くことが彼のためにもなると思ったので、自分のプレーに集中してました」

――今回のワールドカップの4試合の中で、一番スクラムがキツかったチームはどこでしたか?

「イングランドが一番キツかったです。重かったですね。前回の対戦では押されたりしましたが、今回はスクラムを組んで、すごく重く感じながらも押し返したりもできたし、良かったです。自分たちがやってきた準備は間違ってなかったなと思います」

――イングランド戦で日本のスクラムが良いと話題になりましたが、その前のチリ戦での経験が何か関係していたのでしょうか?

「いや、もう全部の積み重ねだと思います。いろんな試合をして、いろんな組み方を見て、この試合に関してはこういう組み方が良いっていうのを考えたり、長谷川慎コーチが相手の傾向も分析してくれたので、チーム全員が意思統一して試合に挑めました」

――サモアはレッドカードが出てからまとまった感がありましたが、14人になったサモアはどうでしたか?

「そこから何かよく分からない強さが出てきましたね(笑)。『ココだ!』ってときにフォワードがどんどん前に出てきて、それを止めるのも大変でしたね。過去10年の中でもベストメンバーだったと思います。サモアの強みはフィジカルももちろん強くてどこからでもトライが取れる。ナチュラルに身体能力も高いです。その中で日本代表として勝ったのは大きかったですね」

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