五十嵐亮太が宿舎でギターを弾いて怒らせたレジェンドは?元選手が語る「プロ野球キャンプあるある」

アイビースタジアムのスタンドに立つ五十嵐亮太
アイビースタジアムのスタンドに立つ五十嵐亮太

撮影:西日本新聞社

――米球界でのキャンプ(スプリングトレーニング)も経験した。向こうの雰囲気や日本との違いは

「日本とはキャンプ地の面積が違いますね。いくつも球場があって、一つのフィールドごとに時間単位でメニューが分かれていました。一つの練習が終わったら次という感じで一つ一つのブロックが制限されている。移動して練習を繰り返しているうちに終わってしまいます。シンプルで無駄がない。ただ、自分がやりたいことをやるには練習前しかないんです。終わったら球場も閉まっちゃうので。自分の時間をつくるのはちょっと大変でしたね」

――日本のように練習時間も長くない

「短いんですけど、毎日やります。1カ月の期間で1日しか休みはなかったです。だから1日の練習時間は短い。日本のように強弱はつけにくいですね」

――日本は3勤1休、4勤1休など数日ごとに休日を設けることが主流。休日はどう過ごしていたか。ゴルフに出かける選手たちはよく目にしている

「僕は現役中、ゴルフはそんなにやらなかったのでのんびりしていましたね。前夜に外食して、いい感じにリラックスする。休みはゆっくり起きて、お風呂に入ったり、映画を見たりでした。若い時はアメリカのドラマにはまっていました。格好つけてキャンプ地にギターを持っていって、部屋で弾いて隣の人に怒られたこともありました。それが古田(敦也)さんだったので『やっちまったな』と思いました。食べることが好きだったから外食もよく行きましたね。休み前夜は楽しんだ記憶がありますよ」

――休日よりもその前日が楽しみだった

「そこが僕の中で休みに近い感覚でしたね。前の日が一番リラックスできました。みんなでお酒を飲みながらおいしいご飯を食べて。この時間は僕の中ですごく大切にしていました。休みになると次の日(の練習)が頭をよぎってくるんですよ」

――チームメートとの貴重なコミュニケーションの場になっていた

「若い頃は先輩に連れていってもらい、その時間はとても楽しかった。ベテランになると、今度は自分が誘ってね。野球も大事だけど、みんなで食べて、飲んで、リラックスできる時間があって、またみんなで頑張ろうよ、と。そういうメリハリが僕は好きだったし、大事にしていました」

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