山本昌が語る「松井稼頭央の凄さ」 走・守・打の「三拍子」、プロ入りからの二度の転向、そして30本塁打

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■山本昌が語る松井稼頭央の「三拍子」

――松井さんといえばスイッチヒッターかつ走攻守の「三拍子」で知られますが、個人的に特に"すごい"と思うスキルはどこでしょうか?

「走るほうでしょうね。守備もやっぱり打球に行くまでが速いし、取ってからボールも速い。そういう意味では、ほんとに三拍子揃った。しかも30本のホームランも経験してる。これはすごいですよ」

――敵として相手にするとしたら、一番厄介だと思う部分はどこですか?

「ランナーに出しちゃったら、走られるのを心配しなきゃいけない。ああいう選手っていうのはね、クリーンナップに対しても"注意散漫"になるんですよ。特にセカンドランナーでいても三盗が怖い。

たとえばワンアウトランナーセカンドで三番バッター、試合の初回にまだ気持ちも落ち着かないタイミングでそういう場面を迎えると、走られて、今度は三盗までケアしなきゃいけないとなると、三番・四番に対してすごく注意散漫になっちゃう。ああいう選手は嫌でしたね」

――今日話してみて、もともと持っていた印象は変わりましたか?

「変わってないですよ。元々礼儀正しくて、真面目で、すごく誠実な青年っていう印象だった。それがそのまま五十歳になったような人ですから」

――現在のプロ野球界で、松井さんのような総合力を持つ選手に成長しそうな方はいますか?

「ボリュームが揃ってる選手ってそんなにいないし、その中であれだけ足が速い人ってなかなか同じ世代にしょっちゅう出てくるような人じゃないんで......今はどちらかと専門家が多いもんね。近本君(阪神)なんかがもっとホームランが出るような選手になれば、ああいうふうな感じに近いのかなというのはセリーグでは感じますけども。まあ、なかなかいないと思いますよ、こういう選手は」

――前・後編でオンエアされる「松井稼頭央編」、視聴者に向けてコメントをお願いします

「非常によく話をしてくれましたし、話している内容もほんとに筋が通ってるし、おもしろい回になってるんでね。ぜひご覧ください」

文=HOMINIS編集部

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