4月12日放送のサッカー情報番組『スカサカ!ライブ』#99では、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップ第3節を徹底解説しつつ、リーグ戦の注目クラブとしてC大阪を特集。スタジオゲストに安永聡太郎と加地亮を招いて、議論が展開された。
各地で激闘が繰り広げられたYBCルヴァンカップ第3節。安永は、札幌の高卒ルーキー・檀崎竜孔に注目した。檀崎は今節にプロ初ゴールを挙げ、巧みなパスでエース・鈴木武蔵のゴールもお膳立て。1ゴール1アシストと大車輪の活躍を見せた18歳に対して、安永は「高校の時のイメージだと、ワイドに張ってボールを受けるか、もしくはフィニッシャーとして『最後は自分』という色が濃い選手だと思っていた。独特なシステムの中に自分の良さをどう落とすか、というところは着実に積んできている」と成長を感じている。
一方、加地は神戸でプロ4年目を迎える東京五輪世代のサイドバック・藤谷壮をピックアップした。「非常に攻撃力があり、シュートにも絡める。足も速く能力が高い」と評価をしながら「面白くなくなった」とバッサリ。ルーキーの時と比較すると、パスを重視するチームスタイルの中で、上下動の量と質が低下していると分析し、「走り切ることは若いうちしかできない。僕は前半で何回と決めていたし、前の選手がボールを持てば絶対に上がっていた」と自らの経験も踏まえ、藤谷にエールを送った。
また、リーグ戦では第6節終了時点で11位と、波に乗り切れていないC大阪を特集した。開幕節こそ大型補強の神戸を撃破したが、その後は連敗を喫して順位を落としている。ロティーナ監督を迎えた新体制の中で、守備を重視したサッカーをチームに浸透させている最中だ。
キャプテンの清武弘嗣は「新しい監督になったので、戦術の落とし込みはまだできていない」と現状を語った。ロティーナ監督は「重要なのは、我々が選手のことを詳しく知ること。選手たちは真摯に取り組んでいるが、まだまだ成長の余地がある」と選手の姿勢を評価した上で、今後に期待を寄せた。
C大阪の練習場に足を運んだ加地は、ベガルタ仙台から今季新加入の奥埜博亮に注目した。「後ろでバランスを取りながら、決して派手なプレーではないものの、攻守両面でつなぎ役になっている」と、奥埜のプレーに太鼓判を押した。
奥埜は「ブロックを作ってゴール前を固めるというのはやれている。今は小さな隙をなくすというところに取り組んでいる」と、チームが守備に重点を置いていることを明かした。
毎週金曜日21:00~ 放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は4月19日(金)21:00~ スタートの予定で、フライデーナイトJリーグ「川崎F vs 湘南」のレビューや、U-20日本代表キャンプレポートなどを放送する。
放送情報
スカサカ!ライブ
放送日時:2019年4月19日(金) 21:00~
チャンネル:スカサカ!
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