開幕戦で湘南に競り勝った浦和、新布陣のキーマンは山中亮輔

2月21日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#139では、ゲストに元日本代表の柱谷幸一と都並敏史を招へい。放送当日に行われたJ1リーグ開幕節・湘南vs浦和の一戦を振り返った。

試合は開始早々の7分、湘南の石原直樹が先制点を決める。その後は激しい点の取り合いとなったが、最後は関根貴大が決勝点を挙げ、浦和が3-2と競り勝った。

両チームともに、開幕戦では新たなフォーメーションを採用。湘南は3-4-2-1から3-5-2に変更した。昨シーズンと大きく変わらないメンバー編成の中で、柱谷は「昨年までのベースを残しつつチームを作っているが、自分たちでボールと主導権を握りたいという意図が見える」と分析。カウンターが持ち味の"湘南スタイル"に変化が生まれているようだ。

一方の浦和は、約7年間も重用してきた3バックから4バックに変更。山中亮輔、柴戸海らが先発に名を連ね、チームの核だった槙野智章は公式戦2試合連続のベンチスタートとなった。その槙野は"クローザー"として終盤に投入されたが、都並は「長丁場なので、槙野のような安定感のある選手がサブにいるのは良いこと」とポジティブに捉えている。

浦和は逆転こそ果たしたものの、都並は「サイドのビルドアップと、守備の面でまだ連携が取れていないように感じる」と課題を指摘。失点シーンは2点ともクロスから決められたが、番組MCの岩政大樹は「センターバックは体の動きなどを繊細にしないと、ゴール前のマークができなくなってしまう」と言及した。

しかし、この試合では左サイドバックの山中の活躍が際立った。1点目は正確なロングボールで起点となり、2点目はレオナルドにピンポイントのクロスを供給している。現役時代にサイドバックを務めた都並は「(守備の)絞りさえしっかりしてくれれば、素晴らしいものがある」と課題を示しながらも高評価。柱谷も「守備力に問題があったとしても、この攻撃力は生かしたいところ」とコメントし、スタジオ一同は日本代表への復帰も期待した。

アウェイで苦しみながらも白星を飾った浦和。新たな布陣と新たなキーマンが機能し、昨シーズンの雪辱を果たすことはできるのだろうか。

なお、2月25日にJリーグは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月15日(日)までに行われる「2020明治安田生命Jリーグ」および「2020JリーグYBCルヴァンカップ」の全試合の開催延期を発表している。

毎週金曜日21:00か~生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は2月28日(金)21:00~放送スタートの予定となっている。

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放送情報

スカサカ!ライブ

放送日時:2020年2月28日(金) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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