7月5日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#110では、天皇杯2回戦で川崎Fに挑んだ明治大から、栗田大輔監督とキャプテンの佐藤亮をスタジオに招いて試合を振り返った。
試合は前半、川崎Fがオウンゴールで先制。不運な形で失点を喫した明治大は、最後までJ1王者のゴールを破れず、0-1で惜しくも2回戦敗退となった。
関東大学サッカーリーグ1部では首位を走る明治大。栗田監督はこれまでのリーグ戦を振り返り「選手の個性を生かして、3-2-3-2のシステムを採用した。エラーがたくさん出るが、選手たちが考えながら良い方向に進んでいる」と、選手たちの自主性が好調の要因だと分析した。
天皇杯2回戦では、ユニバーシアード日本代表に召集された主力の数名が欠場した。それでも、佐藤は「今年は誰が出ても勝てるのが良いところだと思う」と選手層の厚さを強調し、主力の不在は影響がなかったと語った。
J1王者に立ち向かう上で、明治大の選手たちは「勝ちを目指していこう」「自分たちのサッカーを貫こう」と意思疎通をしていたと佐藤は続けて語った。
しかし、ピッチの中では不用意なミスが散見されるなど、強い意思が裏目に出た面もあったようだ。その要因として、栗田監督は大学サッカーとの環境の違いを指摘する。
「天皇杯という特別な大会で、しかもJリーグ王者と試合をする中で、平日開催にも関わらず8,000人のお客さんが入っていた。大学サッカーはそこまで観客が入らないし、学校を挙げて明治大学の学生も応援してくれていたので、選手たちは緊張感など、色々なものが交錯していたと思う」
日本トップレベルのサッカーを体感し、栗田監督は「感覚が残っているうちに練習の質を高めて、より緊張感を作って、チームを向上させていきたい」と今後を見据えた。
また、佐藤は敗戦を受けて「今回は負けてしまったが、大学サッカーに戻ったら負けてはいけない。サッカーだけでなく、1人の人間として、これからも大学サッカーを引っ張らなければいけない」と、リーグ戦に向けて強い意志を固めた。
毎週金曜日21:00~生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は7月12日(金)21:00~放送スタートの予定で、天皇杯2回戦やベガルタ仙台の特集などを放送する。
放送情報
スカサカ!ライブ
放送日時:2019年7月12日(金) 21:00~
チャンネル:スカサカ!
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