安西幸輝中島翔哉 ポルトガルでの旧友対決は明暗分かれる結果に

9月17日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#4では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。

今夏に鹿島からポルティモネンセへと移籍した安西幸輝。開幕戦から定位置を勝ち取り、5試合連続でフル出場を果たしている。自身初となる海外移籍の決断には、東京Vユースでともにプレーし、ポルティモネンセで活躍した中島翔哉(ポルト)の影響があったという。

「小さい頃から一緒にやっていた(中島)翔哉くんが、ポルトガルで活躍しているのを見て、とても刺激になっていた。自分も早くポルトガルに行きたいと、鹿島にいた時から思っていた」

ポルティモネンセは、9月16日に中島が所属するポルトと対戦。旧友対決となったこの試合で、安西は先発出場、中島はベンチスタートとなった。

試合は2点をリードしたポルトが優位に進めるも、72分の中島の投入から流れが停滞。ポルティモネンセが74分に1点を返すと、77分には安西がカットインから左足を振り抜き、同点弾を挙げた。その後は試合終盤に再びポルトが勝ち越し、3-2で競り勝ったが、中島にとっては後味の悪い結果だった。

フル出場の安西は「負けていたので得点に絡むプレーを意識していた。ドリブルのコースが空いていたし、うまく左足を振り抜けた」と自身の移籍後初得点を振り返った。しかし、終盤の失点には「最後の最後で失点して負けてしまうのは本当にもったいない」と悔しさを滲ませた。

左サイドハーフで途中出場した中島とは、マッチアップする形となった安西。旧友との対決について「当然意識はした。出てきたときは嬉しい気持ちと、負けたくない気持ちがあった。もう少し長い間、一緒にプレーしたかった」と心境を明かした。

一方の中島は試合終了後、ピッチ上でセルジオ・コンセイソン監督に激怒される場面が見られた。現地メディアでは守備の対応に問題があったのではないかと報じられているが、サッカージャーナリストの小澤一郎氏は中島を擁護した。

「入ってすぐのプレーでは、きちんと守備をしていた。1失点目の相手GKへのプレスは、監督から指示を受けていたのかもしれない。また、相手GKが蹴った時にディフェンスラインが上げきれておらず、オフサイドを取り損なっている。2失点目も味方のボランチがカバーできるポジションに入れていない。中島だけの問題ではなく、チームとしてオーガナイズがされていなかったのではないか」

強豪相手の得点でインパクトを残した安西と、定位置確保に苦しむ中島。注目の旧友対決は、明暗が大きく分かれる結果となった。

毎週火曜日21:00~無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は9月24日(火)21:00~放送スタートの予定となっている。

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放送情報

~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line
放送日時:2019年9月24日(火)21:00~
チャンネル:スカサカ!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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