川崎Fが待望のカップ戦初優勝!中村憲剛小林悠の存在光る一戦

11月1日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#127では、ゲストに元日本代表の岩本輝雄と加地亮を招へい。10月26日に行われたルヴァンカップ決勝「札幌vs川崎F」を振り返った。

両チームともにルヴァンカップ初優勝を懸けた一戦は、壮絶な打ち合いに。1-1で迎えた後半終了間際に川崎Fが勝ち越すも、アディショナルタイムに札幌が同点に追いつき、2-2で延長戦に突入。その後は延長戦でも両チームが1点ずつを奪い合い、3-3でPK戦にもつれ込んだ。

PK戦では、GK新井章太が2連続セーブを見せた川崎Fが5-4で勝利。5度目の決勝への挑戦で、悲願のカップ戦初優勝を達成した。

川崎Fは延長前半に谷口彰悟が一発退場。数的不利での戦いを強いられたが、中村憲剛は「10人になってからも勇気を持ってやれていた。それができたのは、過去の2年の経験が大きかった」とコメント。2017年からJリーグを2連覇した経験が、ここ一番で活かされたようだ。

この試合では、後半に中村と小林悠が途中出場したが、MCの岩政は「この2つの駒が残っていたのは、選手たちの拠り所としても大きかったのではないか」と考察。これに対して加地氏は「彼らは感覚的に意思疎通ができている。相手はとっては脅威だった」と2人の存在感を語った。

2-3で迎えた延長後半には、中村のコーナーキックから小林の同点弾が生まれた。この得点シーンについて、中村は「跳ね返されてカウンターが怖いので、速いボールはダメだったし、GKが届かないところに蹴らないといけなかった。結構難しかったが、思った通りに蹴ることができた」と振り返る。数的不利も考慮した緻密な計算が、チームを救う形となった。

一方の札幌にとって小林の同点ゴールは、鈴木武蔵が先にボールに触れたこぼれ球を決められた悔しいものとなった。岩本は「今シーズンの札幌は、セットプレーで得点が取れるものの、失点も多い。それがこの試合でも出てしまった」と札幌の課題を挙げた。

悲願のカップ戦初優勝を達成した川崎F。リーグ戦では3連覇に向けて厳しい状況が続いているが、この優勝を弾みにしたいところだ。

毎週金曜日21:00~生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は11月8日(金)21:00~放送スタートの予定で、W杯アジア2次予選「キルギスvs日本」を展望する。

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放送情報

スカサカ!ライブ

放送日時:2019年11月8日(金) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

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