11月22日放送のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」#130では、J2の横浜FCを特集。クラブOBの戸川健太が練習場で取材を行った。
今シーズンの横浜FCは、J2序盤戦で思うような結果を残せず、タヴァレス監督を解任。第14節以降は、ヘッドコーチから昇格した下平隆宏監督が指揮を執ることに。すると、第19節から18試合無敗を記録するV字回復を見せ、一気にJ1昇格争いへと躍り出てた。
下平監督は「サッカーの規律というか、プレー選択の共通意識を持てるように、ミーティングにかなりの時間を割いて落とし込んでいった」と就任後のチームマネジメントを語った。
チームには最年長の52歳・三浦知良から、最年少の18歳・斉藤光毅まで、幅広い年齢層の選手が揃う。その中で、下平監督は選手を入れ替えながら順位を押し上げてきた。
「年齢層が幅広い中で、選手を平等な目で見ながら、よりエネルギーのある選手をチョイスしている。チーム最年長のカズさん(三浦)が先頭を切って練習してくれるので、みんなが必死についてきている。思ったよりマネジメントは難しくない」
その三浦をはじめ、チームには中村俊輔や松井大輔ら"往年のスター選手"が在籍。41歳の中村は「クラブや監督が求めていることを表現するのがプロなので、今はサッカー選手として覚えることが多い」と学びの多さを語った。こういったベテラン選手の貪欲な姿勢が、チームを活気づけているようだ。
悲願の昇格に向けて、下平監督は「変に特別なものは用意せずに、今までのものを全部出す」とコメント。松井も「大事な試合が続いたので、最後も同じように考えればいい。いつも通りのサッカーをやれば絶対に勝てる」と平常心を強調した。
取材後に行われた最終節では、ホームで愛媛と対戦。若手の松尾佑介、齋藤功佑らが躍動し、2-0と勝利を収めた。この試合では三浦が途中出場し、Jリーグの最年長出場記録を更新。まさに若手とベテランが融合し、13年ぶりの昇格を決めた。
来シーズンは過酷なJ1の舞台で戦う横浜FC。経験豊富なベテランや、J1での指揮経験を持つ下平隆宏監督の"経験値"を上手く活かしたいところだ。
毎週金曜日21:00~生放送されているサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」。次回は11月29日(金)21:00~放送スタートの予定で、J2優勝を果たした柏の大谷秀和が生出演する。
放送情報
スカサカ!ライブ
放送日時:2019年11月29日(金) 21:00~
チャンネル:スカサカ!
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