団体戦ならではの名演出!羽生結弦ら日本代表が見せた感動的なエキシビションをもう一度

羽生結弦選手
羽生結弦選手

新型コロナウイルス感染拡大により多大な影響を受けた2020-21シーズン。北京冬季五輪のプレシーズンにあたる、この大事な一年を締めくくった最後の国際大会が「世界フィギュアスケート 国別対抗戦2021」だ。国際スケート連盟(ISU)主催の唯一のフィギュアスケート団体戦で、世界の強豪6ヶ国の選手たちが出場する中、日本は銅メダルを獲得。2009年開催の第1回大会から7大会連続で、日本代表選手が表彰台に上がった姿もまだ記憶に新しいだろう。

この大会の模様が、テレ朝チャンネル2のフィギュアスケート番組「フィギペディア」の6月13日(日)放送回で取り上げられる。フィギュアの奥深い世界をテーマごとにピックアップして秘蔵の映像でつづる、言うならばフィギュアスケートにまつわる"百科事典"のような「フィギュペディア」だが、今回は総集編として「世界フィギュアスケート 国別対抗戦2021」を振り返っていく。

羽生結弦選手他、団体戦のみで見せる一面にも注目「フィギペディア ~国別対抗戦2021総集編~」

写真:スポーツニッポン/アフロ、日刊スポーツ/アフロ

男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスという4種目の総合成績で競われる団体戦だが、今大会で圧倒的な強さを見せていたのが初優勝を飾ったロシア勢だ。絶対王者である米国代表のネイサン・チェン選手、日本のエース、羽生結弦選手が異次元の戦いぶりでトップ2を飾った男子シングル以外の種目は、全てロシア代表が首位を独占した。

特に、近年の国際大会で表彰台を独占している女子シングルでは、アンナ・シェルバコワ選手、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手が華麗な演技を見せていた一方で、キス・アンド・クライ等では共に応援し合う姿が映し出される場面も。そのチームワークの良さが成績にも表れていたといえるだろう。

宇野昌磨選手

写真:アフロ

こうした各国チームの絆が窺い知れるのも、団体戦ならではの醍醐味だ。羽生選手のほか、男子シングルの宇野昌磨、女子シングルの紀平梨花、坂本花織、三浦璃来・木原龍一(ペア)、小松原美里・小松原尊(アイスダンス)が出場した日本代表もまた、ロシア勢に負けず劣らず、貴重なお宝ショットを連発。一番"と書かれた日の丸のハチマキを頭に巻いたり、選手の幼少期の写真が貼られた手作りうちわを振ったりと、仲間の滑りを熱く鼓舞する"チーム日本"の姿は、どこか応援団のようでもあり微笑ましい。

また、結果を待つキス・アンド・クライでも、羽生、宇野らはペアのフリーで自己ベストを更新し3位に入った三浦・木原組の健闘を盛り上げたり、こちらも自己ベスト更新してフリー2位に入る好演技を見せた坂本花織を笑顔で迎え入れたりと、チームワークの良さが印象的だった。

坂本花織選手

写真:スポーツニッポン/アフロ

紀平梨花選手 

写真:アフロ

そんな"チーム日本"の団結力が特に表れていたのが、大会の最終日に行われたエキシビションでのチーム演技だ。過去にも、「PPAP」のリミックスに合わせてコミカルに踊ったり、「だんご三兄弟」など平成のヒットソングメドレーに乗せて滑ったりと、通常の大会とは異なる姿を見せてきた日本代表だが、ロシア代表と共に披露した「We Are the World」の特別プログラムは、コロナ禍の今、新鮮な感動をもたらしてくれた。

三浦・木原ペア 

写真:スポーツニッポン/アフロ

小松原・小松原アイスダンス 

写真:スポーツニッポン/アフロ

2年に一度開催しか開催されないという点でも貴重な「国別対抗戦」。どうしても各選手の勝敗ばかりに目がいきがちだが、コロナ禍で開催された今大会では、例年以上にエキシビションへの注目度が高かったように思う。チームの団結力や信頼関係が透けて見える団体戦ならではの様子に着目すれば、彼らの魅力をより深く知れるはずだ。

羽生結弦選手 

写真:日刊スポーツ/アフロ

文=HOMINIS編集部

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放送情報

フィギペディア ~国別対抗戦2021総集編~
放送日時:2021年6月13日(日)18:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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