ファーム月間MVPを受賞した巨人・中山礼都倉持明日香が直撃!「トリプルスリーは獲ってみたい」

読売ジャイアンツ・中山礼都選手が9、10月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞した。この賞は、その月のファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍が期待される選手を称えたもの。

中山選手は9、10月度、全21試合に出場し、30安打でリーグトップ、6二塁打でリーグ2位タイ、打率.380、40塁打でリーグ3位の成績を残した。出場21試合のうち17試合で安打を放つなど、高卒1年目ながら巧打者の片鱗を感じさせ、来シーズンに期待を寄せる活躍を見せた。
今回は、「野球が好きでたまらない」と公言する倉持明日香をインタビュアーに迎え、現在みやざきフェニックス・リーグで躍動する中山選手に迫った。

リモート取材に臨む倉持明日香
リモート取材に臨む倉持明日香

倉持「受賞の感想をお願いします」
中山「まさか自分が獲れると思ってなかったので、うれしい気持ちでいっぱいです。より一層、チームの勝利に貢献できるように頑張ろうという気持ちになりました」

倉持「ご自身の戦績を振り返ってみていかがですか?」
中山「シーズン終わってみて、前半はケガで出遅れたんですけど、後半戦から試合に出させてもらって(打率が)3割で終えられたことは自分の中でもうれしいですね」

倉持「3月にケガをされて、2か月間離脱されていたと思いますが、高卒1年目のルーキーの中で、打率・出塁率がトップ。そして三振率も低く、これは本当に素晴らしい成績だと思いますが、いかがですか?」
中山「自分のプレースタイルは、ホームランを打つというよりはチャンスメイクかなと。打率や出塁率は自分の中でも求めてやってきたことなので、高卒ルーキーで1番を獲れたことは良かったです」

倉持「普段、打席ではどんなことを意識して立っていますか?」
中山「変にいろいろ考えすぎず、来たボールをしっかり捉えるということを意識しています」

倉持「追い込まれた時は、打ち方とか自分の中で変えているものはありますか?」
中山「ノンステップにしてみたり、ちょっとタイミングを取るのを小さくしてみたりとか、自分の中で試行錯誤しながらやっています」

倉持「フェニックス・リーグで積極的に取り組んでいることはありますか?」
中山「シーズンで3割超えられたんですが、『ヒットを出そう、ヒットを出そう』としてバッティングが少し小さくなっていたのかもしれないので、もう一度バッティングを見直して、大きく縮こまらずに打つという事を意識してやっています」

倉持「エキシビジョンマッチに出場して、初球でヒットを打っていましたが、いかがですか?」
中山「1軍でずっと投げている投手と対戦出来たのはすごいうれしいです。『何としてでもヒットを出したい』と思って試合に臨んだので、そこでヒットが打てたのは良かったです」
倉持「ヒットを打った時のボールというのは、中山選手の元に届くんですか?」
中山「エキシビジョンマッチなので、公式戦ではないと思うので、ボールはもらってないです」
倉持「そうなんですね!では、これからですね...楽しみにしております」

リモート取材を受ける中山礼都選手の様子
リモート取材を受ける中山礼都選手の様子

倉持「先日、ドラフト会議がありましたが、ご覧になっていましたか?」
中山「はい、見ていました」
倉持「1年あっという間だったと思いますが、どのような気持ちで見ていましたか?」
中山「1年前のこの日はどうだったかなー?とか思いながら見ていました。自分がドラフトの時はドキドキしていたのを覚えています」
倉持「やっぱり、ドキドキしますよね!」
中山「そうですね、プロ野球はずっと目指していたところなので、正直不安もありました」
倉持「中山選手はもともとジャイアンツファンということですが、ジャイアンツから指名された時はどのような気持ちでしたか?」
中山「いや、もう...ものすごくうれしかったですね。本当に。もうそれだけです」
倉持「中京大中京の先輩と後輩が、今年球団から数多くの指名がありましたが、いかがですか?」
中山「そうですね、畔柳(※北海道日本ハムファイターズから5位指名)に関しては学年も1個下でずっと野球をやっていたので、本当にうれしいです。あいつも面白いピッチャーなので、いつか一軍の舞台で対戦出来たら、先輩後輩関係なく、しっかりヒットを打ちに行きたいなと思います」
倉持「ちなみに、畔柳投手は対戦したいバッターに中山選手の名前を挙げていました」
中山「僕も見たんですけど、言ってくれるじゃないかっていう感じで闘志燃やして、その対戦を楽しみにしています(笑)」
倉持「先輩として負けられないですね」
中山「そうですね、絶対に負けられないです!」

倉持「プロに入ってから色んな方と対戦されたと思います。印象に残っているピッチャー、バッターそれぞれ教えて頂けますか?先ずはピッチャーからお願いします」
中山「ピッチャーは、やっぱり(横浜DeNAベイスターズ)山崎康晃さん(※「崎」は正しくは「立さき」)。本当にものすごいピッチャーだなって打席の中で感じて、ストレートのキレも全然違いますし、変化球の質っていうのも全然違うので、こういったピッチャーを打っていかないと一軍で活躍できないなというのは思いました」
倉持「来シーズン、一軍での対戦というのは楽しみですね」
中山「そうですね、対戦したら打ちたいです!」

倉持「では、続いて、バッターの方はいらっしゃいますか?」
中山「北海道日本ハムファイターズの大田泰示選手さん。二軍でジャイアンツ球場で試合をした時に、レフトに結構高いネットがあるんですけど、それを越えそうになったぐらいのホームランを打たれて...」
倉持「ネット越えるってすごいですね!」
中山「はい、あと5mくらいで越えるというところをネットに当てて、本当にすごいなって感じました」

倉持「まだ対戦してないけど、対戦したい選手はいらっしゃいますか?」
中山「中日ドラゴンズの大野雄大さんです。愛知県出身でテレビつけたら中日の試合がやっていたので、ずっと投げていた大野さんとは対戦してみたいです」

倉持「でも、ジャイアンツファンなんですよね?!」
中山「そうですね、はい(笑)坂本勇人さんにずっと憧れていましたね」
倉持「ご家族もジャイアンツファンですか?」
中山「そうですね。家族全員、ジャイアンツファンです」

倉持「坂本選手からは、アドバイスはいただいたりしましたか?」
中山「守備の面で自分から聞きに行けました。緊張したんですけど、いろいろ聞けたのでありがたかったです」
倉持「坂本選手はいろいろなアドバイスを若い選手とかにも、たくさんされる方なんですか?」
中山「そうですね、1年目の僕にもすごく丁寧に教えてくださって、すごくわかりやすかったです」

倉持「今後のプロ野球人生での目標を教えてください」
中山「1番はチームの勝利に貢献するっていうところなので、そこを目指して自分の成績がくっついてくれば良いなと思います。まずはチームの日本一に貢献出来るように頑張っていきます」

倉持「個人的に獲りたいタイトルはありますか?」
中山「トリプルスリーは獲ってみたいなと思っています」
倉持「それはファンの方も、ものすごく期待していると思います」
中山「期待に応えられるように頑張ります」

倉持「では、プライベートな質問もしていきたいと思います。学生時代の1番の思い出を教えてください」
中山「高校2年の秋の明治神宮大会で優勝できたことが1番の思い出です」
倉持「1年生の頃からベンチ入りしていましたよね?」
中山「そうですね、1年生の夏からベンチに入らせてもらって、試合もたまに出たりしていたので、すごく良い経験をしました」
倉持「チームの雰囲気はいかがでしたか?」
中山「キャプテンではないんですけど、2年生の秋は自分たちが最上級生なので、自分も周りを見ながらいろんな選手を引っ張っていた立場として、当時はすごい1つになっていたなと感じました」
倉持「中山選手はグイグイ引っ張って行くタイプですか?」
中山「キャプテン的なのは得意ではないんですけど、最上級生としてやるべきことは出来ていたのかなと」

倉持「中山選手の出身、名古屋市熱田区のふるさと自慢を教えてください」
中山「ご飯はすごくおいしいですし、その中でも『矢場とんのみそかつ』が大好きです」
倉持「地元に帰る時は、必ず食べていますか?」
中山「必ず食べます」
倉持「すごくおいしいですよね!私は常滑市に仕事で2年間ほど通っていた時がありまして、その時に食べていました」
中山「みんなにおすすめしているんですよ!おいしいよって(笑)」

倉持「子供の頃から坂本選手に憧れていたとのことですが、初めて会ったのはプロに入ってからですか?」
中山「会ったのはプロに入ってからです。小学校低学年ぐらいに家族で東京ドームに行った時に、坂本さんのプレーを初めて見て、ものすごくかっこいいなと思い、そこからずっと憧れです」

倉持「監督やコーチ陣、選手がテレビで見ていた人たちじゃないですか。プロに入って、実際に会っていかがでしたか?」
中山「最初は圧倒されたというか、スタッフの方々も自分が知っている人ばかりだったので、すごく良い環境でプレーさせてもらえるなと感じました」

倉持「野球以外で特技はありますか?」
中山「特技は水泳とバスケットボールです。水泳は習い事でやっていて、バスケは部活でやっていました。バスケも部活の同級生の中では1番上手かった自信があります」
倉持「中山選手のバスケ、見てみたいですね(笑)だから、身長が大きいんですかね?」
中山「そうですかね...同級生がみんな大き過ぎるので、自分は大きいって言えないんですが(笑)」
倉持「成人男性の中では大きい方だと思います(笑)ちなみに、水泳で得意な泳ぎは何ですか?」
中山「平泳ぎは一生泳いでいられますね。疲れないんで」
倉持「疲れませんか?!私も水泳習っていましたが、唯一平泳ぎの試験だけは落ちました!」
中山「スピードとかは出にくいですもんね。ゆっくり泳いだら疲れないですね」
倉持「それはすごいですね...中山選手の水泳とバスケ、見てみたいですね」

倉持「最近、ハマっていることや休みの日にしていることはありますか?」
中山「休みは基本、Youtubeを見ることが多いですね」
倉持「Youtubeは何を見ていますか?」
中山「自分のプレーしている動画だったり、Youtuberも見ています。コムドットが大好きでずっと見ています」
倉持「私もコムドット見てます!コムドットと夜のひと笑いも好きです」
中山「今、流行りの人たちですね。最高に面白いです(笑)」

倉持「最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします」
中山「これからもどんどん自分のプレースタイルで、走攻守すべて積極的に行くのは変えずにプレーしていくので、これからも応援よろしくお願いいたします」
倉持「一軍の試合で中山選手のお名前を聞けるのを楽しみにしています」
中山「頑張ります!」

※「スカパー!ファーム月間MVP賞」とは?
「スカパー!ファーム月間MVP賞」は、各月度のイースタン・リーグ及びウエスタン・リーグのファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍を期待する選手を、各リーグから1名ずつNPBが選出し表彰したもの。スカパー!は、プロ野球12球団公式戦全試合を実現するだけでなく、ファームの試合中継にも取り組み、ファームの注目選手を表彰する本賞を認知されることで、より多くのファンにプロ野球の魅力を伝え、プロ野球界発展の一助になればと考え、2017年シーズンより協賛。

文=HOMINIS編集部

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