――また、球界の枠を超えて大きな注目を集めている「ビッグボス」こと新庄剛志監督率いる日本ハムについてはいかがでしょうか?
「僕はすごく楽しみにしてます。なぜなら、監督が広告塔となって注目を集めることで確実に人気が出てお客さん増えますよね。そこまででも十分監督としての仕事の一つを終えていますし、あとは選手たちが周りの変わっていく環境をどう捉えていくか。『見られているからこそ、ちゃんとやらなきゃいけない』っていうところにもなってくるでしょうし。
戦力に関しては、若い選手が早く伸びてこないといけないかなっていう状況になってると思います。ただ、素材的に非常にいい選手がやっぱりいるので、その選手が1年通して認められる選手になるか、ならないかっていう1年になるんじゃないかな、と。そして、認められると、2023年の新球場ができた時に『さあ、いよいよ!』というところになってくるかなって感じはしますけどね。
かといって、優勝を狙わないっていうことではなくて、まずはやるべきことをやっていって、その時が来たら選手は勝手にスイッチが入っていくので。だから、ビッグボスは『優勝争いをしなくても、優勝争いするように勝手にスイッチ入りますよ』って言ってるんですね。そこは押さえながら、2023年新球場ができた時のこともプランの中に入れていると思うので、そこまで一つのチーム形を作りたいという思いは多分あると思います」
――2021年は教え子である大谷翔平選手の大活躍が日本を明るくしましたが、日ハム時代の大谷選手のエピソードを教えてください。
「大谷選手を捜すなら、必ずいる場所があるんです。そこは、ウエイト場!それぐらいトレーニングが好きなんです。本拠地のウエイト場にもいるし、遠征先に行くと、遠征先の午前中に近くのフィットネスジムに必ず行ってるんですよ。1年通して体をちゃんと維持しなきゃいけないというところと、当時は『やっぱりアメリカで!』とか『世界一の選手になりたい』っていうのが心の奥にあったので、継続してずっとやってきているんです」
――大谷選手の活躍は同じ日本人として胸が熱くなりましたが、直接指導された黒木さんの喜びはひとしおだったのでは?
「うれしいです!でも、うれしいんですけど、びっくりはしないです。彼の能力の高さを見ていると、1年フルで戦ったらああいう成績を残すだろうなあっていうイメージはあったので。だから、あの数字ってすごい数字なんですけど、もう麻痺しちゃってますよね、僕ら。大谷選手だからやるだろうなと思うけど、メジャートップクラスの最高の成績を残しているわけですから!」
――最後に視聴者の方、ファンの方にメッセージをお願いします!
「その人の生い立ちが、ちょっと面白く観られる番組かなと思いますね。かといって浅い話ではなく深いところもちゃんとあるし、意外と違った一面が見れたりすると思うので、野球が好きな人じゃなくても観ていて面白い番組じゃないかなと思います!」
文=原田健
放送情報
マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#27
放送日時:2022年1月15日(土)11:30~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更になる場合があります
「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」は配信サービス『SPOOX』にて
1話190円、月額390円で視聴可能!
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