東大対決も実現！水上颯らが「Knock Out」で競技クイズ日本一を目指す

予選会での戦いを見て互いにどんなことを感じましたか？

鈴木「予選を見る限りでは、僕の知らない問題をとることもあったので、油断はできないと思っています。とはいえ、指の速さではおそらく自分のほうが勝っていると思うので、その辺を上手く突いて戦えば勝てるんじゃないかな」

水上「なめられてるなあ(苦笑)。予選の時、淳太さん(鈴木淳之介)もペーパークイズを受けていたんですけど、意外と点数が低かったなと(笑)」

鈴木「あの時は既に本戦に出ることが決まってたので、真面目に解いてた訳ではないんでね。花相撲だから(笑)」

水上「実は、少し前まで『最近の淳太さんは牙が抜けてるな』と思ってたんです。サークルで一緒にクイズをやっていても、『正直、全盛期には及ばないな』という部分がありました。全盛期の頃のどんな問題でもとるような怖さは、ちょっと抜けたかなという気がしましたし、勝負どころで勝ちきれないことも増えていて。だから、『ちょっと鈍ってきたのかなあ』と思ってたんです。ところが、この前強い人たちと一緒にクイズをしたら、いやあ、淳太さん、クソ強いですね(苦笑)」

「Knock Out」を既に一度経験している鈴木さんには、1回分のアドバンテージがありそうですね。

鈴木「前回は4問で終わっちゃったので、アドバンテージはないに等しいですね」

水上「お互いに知っている問題を同じポイントで押すと、大体ランプが点くのは淳太さんなので、そこは僕が頑張って踏ん張るか、淳太さんがやらかすのを...。淳太さんは性格がいいんですが、残念ながら心が弱いところがあるので(笑)。メンタルが折れるとすぐ誤答するという悪い癖があるので、その辺を上手く突けばボコボコにできるかもしれないと思うんです(笑)」

鈴木「お互い得意・苦手の傾向がけっこう近いですし、その意味でやりやすい相手ではあります。ただ、自分の得意な問題をとられてしまうと、相手に勝機を与えることにもなりかねないですね」

水上「淳太さんのメンタルが崩壊して、誤答して死んでしまうのが見えてきます(笑)」

鈴木「まあ、そうならないように気をつけたいとは思います」

今回はお客さんの入りがすごいそうです。

鈴木「らしいですね」

水上「ファンは僕のほうが多いのに、勝ってしまっていいんですか？」

鈴木「いやあ(苦笑)。でも水上のファンには、彼が負けて落胆する姿を見せたいですね。水上ファン全員の肝を冷やさせてやりますよ！」

水上「そんなこと言っていいんですか？僕のファンの皆さんが、また淳太さんのこと嫌いになっちゃいますよ(笑)」

鈴木「大丈夫！だって、水上のファンが俺のことを好きになる訳ないから(笑)」

クイズ界で名をはせる実力者たちが激突する「Knock Out」。その名の通り、立ちふさがる相手をノックアウトし、最後まで勝ち残り、最強の称号を手にするのは誰か。手に汗握る戦いから、一瞬たりとも目が離せない。

文＝永田正雄

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