シーンに溶け込む演技が好印象!乃木坂46・遠藤さくらの地上波ドラマ初出演作「もしも、イケメンだけの高校があったら」

(C)テレビ朝日

池田と桜井が初めて言葉を交わしたのは、学校帰りのとある石段。"犬の落とし物"を踏んだ池田が、靴についたものを石段でこそぎ落としている時に桜井が現われ、「へぇー、変わってるね」と声をかける。「うちの高校でそんなカッコ悪いことしてる人、いないから」と、言葉はきついが親近感を覚える笑顔を池田に向ける。

ドラマの最初のうちは、イケメン生徒たちのトラブルや奮闘が話の中心となっているため、桜井の登場シーンはさほど多くない。それでも、雨に降られた池田にハンカチを渡して愛くるしい笑顔を見せるなど、印象的な場面を作り出すあたりはさすがだ。演技の経験も浅く、苦手意識もあるという遠藤だが、本作では演技を楽しいと思える方向に向かっていたという。ドラマの中で生徒たちが真のイケメンに成長していくと同時に、遠藤の演技も進化していっていると言えそうだ。

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トラブルを起こしたイケメン生徒を「無責任すぎない?」と責めるように見つめたり、また、エースイケメンの柳が仲間と喧嘩したと聞いた時には、重苦しさが伝わる心配そうな表情で俯いたり。ドラマの終盤では、ヒロインとして重要なシーンを担うと同時に、そこに自然に溶け込む好演を見せてくれる。

進化していく遠藤の演技や、イケメン俳優陣たちの演技、また速水もこみちが演じるイケセン顧問の風間勇気の振り切った役柄や、涙と笑いに満ちたシナリオなど、本作はにぎやかで、見どころ盛りだくさんの青春ドラマに仕上がっている。見ればきっと、爽やかな気持ちになれることだろう。

文=堀慎二郎

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放送情報

もしも、イケメンだけの高校があったら
放送日時:2023年6月15日(木)0:00~※毎週(木)、(金)0:00~2話連続放送、22日(木)は0:10~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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