前日に急遽決まったイベントにも関わらず、約200名もの勝浦市の皆さんが詰めかけていて、温かい拍手と大歓声で迎えられた9人も「うわぁ！」「すごい！めちゃくちゃ来てくれてる！」とテンションがアップ。キャンプ場や勝浦朝市、英会話教室の子どもたち...と、この1泊2日でお世話になった方々を目の前にして、「勝浦の皆さんへの感謝は、アーティストとしてパフォーマンスで伝えたい」と、挨拶の言葉にも自然と力がこもる。

「Let's go！Come on！」の呼び声で客席から登場したお揃いのTシャツ＆ジーンズ姿と一緒に、まずは「Dynamite」を披露。練習の時以上に笑顔で楽しそうに踊るキッズたちに触発されるように、キレキレのパフォーマンスで応えるメンバーたちの姿に、会場からもどよめきの声があがる。その後、よさこいサークルの力強い一挙手一投足と、リーダー・EJをセンターにした&TEAMのダイナミックな動きが融合した「南中ソーラン」と続き、体育館がまるでライブ会場のような熱気に包まれていく。

ラストは感謝の気持ちを込めて、自身の「五月雨 (Samidare)」で締めくくると、ステージ直後のメンバーたちからは「超楽しかった！」「大成功じゃない？」の声が上がり、「僕たちのパフォーマンスを見て皆さんが笑顔になった顔を見た瞬間、幸せで泣きそうになりました」とEJが感極まった様子で振り返る一幕も...。

「勝浦の皆さんに感謝。大変で幸せな2日間でした」(FUMA)
「出会ったすべての方が優しくて、その時にしか生まれない感情が生まれました」(HARUA)
「これからも歌とダンスで幸せを届けられるよう頑張りたい」(K)...

そう口々にこの1泊2日の旅を振り返ったメンバーたち。最後はリーダーのEJが、「2日間たくさんの方々の笑顔を見ながら幸せを感じたし、僕たちはまた"僕たちのところ"へ戻って、LUNÉの皆さんの笑顔のために頑張りたい」と、グループの"これから"を見据えた言葉で締めくくった。

文＝酒寄美智子