トゲナシトゲアリが念願の武道館へ!理名、夕莉、朱李の感情のこもったパフォーマンスに観客も歓喜!
ミュージシャン

Photo by 冨田味我
その後も、「傷つき傷つけ痛くて辛い」「極私的極彩色アンサー」といった人気のロックナンバーや、ライブ初披露の「飛べない蝶は夢を見る」を続けざまに披露し、これ以上ないほどに会場を盛り上げる中で、ライブの熱を最高潮までに高める名曲「爆ぜて咲く」では、MVと同じデザインのフロアと、上から吊されたガイコツマイクが登場し、客席からいつも以上の歓喜の声が上がった。

Photo by 冨田味我
理名もギターに加わっての「渇く、憂う」や、「声なき魚」「運命の華」といったロックサウンドを届けた後のMCでは、理名が「いつも私たちを見守ってくれているあなたへ」という、ファンへ宛てた手紙を朗読する。かつての経験で負った心の傷や、その後の葛藤、そして起死回生のチャンスと挑んだオーディションについて振り返りながら、「一人ひとりの応援の声や気持ちが、私をここまで連れてきてくれました。あなたが私を救ってくれたんです。これからも応援よろしくお願いします」と、熱いメッセージを送ると、武道館は温かい拍手に包まれた。そして、最後は「生きて生きてゆく」を届け、メンバーは一度、ステージを後にした。

Photo by キセキミチコ
武道館に響き渡ったアンコールの声に応え、この日のライブTシャツにそれぞれ着替えたメンバーは、記念すべきデビュー曲「名もなき何もかも」に加え、10月3日(金)公開の「劇場版総集編 ガールズバンドクライ 【前編】 青春狂走曲」のオープニング主題歌「もう何もいらない未来」を初披露。アンコール曲の間で行われた告知コーナーでは、2026年2月から3月にかけて開催が決定した「トゲナシトゲアリ Zepp Tour 2026 "拍動の未来"」や、完全新作の劇場版アニメの製作決定もアナウンスされ、会場はさらなる喜びに包まれるなか、トゲナシトゲアリが叶えた夢の武道館ライブは、大成功のうちに幕を下ろした。
文=中村実香
ライブ情報
トゲナシトゲアリ LIVE in 日本武道館 “奏檄の叫”
日時:2025年9月23日
時間:OPEN/16:30 START/18:00
会場:日本武道館
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