9月2日に全国ツアー「7ORDER 武者修行TOUR ~NICE "TWO" MEET YOU~」を終えた7ORDER。
同ツアーは7月23日の広島公演を皮切りに全国7都市を巡った7ORDER初の全国ツアー。チャレンジングな内容満載で、アーティストとしての新たな一面を披露した。なお、10月19日(火)にBSスカパー!にて、8月21日に東京・Zepp Hanedaで開催された東京公演の模様が放送される。
今回、メンバーの安井謙太郎、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、長妻怜央にインタビューを行い、ツアーの感想や裏話、ステージの見どころなどについて語ってもらった。
――初の全国ツアーはいかがでしたか?
森田「とにかく無事にやり切れたことに、ほっとしています。内容のリニューアルを考えて、みんなで話し合って振り付けだったり楽曲のアレンジを変えていたので、その挑戦をやり切れたことがうれしかったです」
長妻「初めての全国ツアーだったのですが、『日本は広いな!』って感じましたね(笑)。これで7都市しか行っていないと思ったら、(11月からスタートする12都市を巡るライブツアーでは)先は長いなと。もっといろんなところに行けるように頑張りたいなと思いました」
安井「『雨が始まりの合図』と『SUMMER様様』の2曲以外は既存の曲だったので、『前回とどう違ったライブを作るか』というところからスタートして、いろんなスタッフさんの力を借りて、自分たちの開けたことのない引き出しを今回のツアーで開けられたなと思いました。長期のツアーというのが初めての経験で、良い意味で『こんなにも毎日違う公演になるんだ』って驚きました。自分たちで試してみることもそうだし、お客さんの反応も毎公演違っていて、『ライブってこんなに楽しいんだな』と改めて感じられたツアーでもありました」
諸星「いろんな場所に行かせてもらった中で、どの場所のスタッフさんも快く迎えてくれて、楽屋に書いてある『WELCOME TO ○○』みたいな心遣いがめちゃめちゃうれしくて! また今までにないくらいライブのスタッフさんと仲良くなりました。それは僕たちの中でも1つの発見でしたし、そんな"今後何かにつながるような発見"を見つけられたことが、『次のツアーもいいものになるんじゃないか』という手応えになりました」
萩谷「夏にツアーをやるのが初めてだったのですが、水分を摂取することが本当に大事だなと。また、今回から公演後にアイシングとして水風呂を取り入れたりと、体のケアに目を向けるようになったツアーでもありました」
――ツアーの最初と最後で変化などはありましたか?
森田「全員で音を合わせたり、セッションをする演出の中で、歌とダンスや楽器とダンスのセッションをやりながら、日によって違ったアプローチをするのが楽しくて! 最初は緊張していたのですが、次第にそれが"楽しい"に変わっていったのはうれしかったですね」
長妻「最初はうまくいっていたものが途中でうまくいかなくなって、そんな自分と向き合うというのが初めてのことでしたし、自分と向き合い過ぎると周りと合わなくなっていったり...。そんな時にふとメンバーの顔を見て、『気にし過ぎるよりも、普通にみんなとコミュニケーションとっていた方が、自分の心も軽くなるし音も合うな』って改めて再確認することができました」
安井「初日と最終日ではいろんなことが変わったのですが、その中でも僕が1番変わったと思ったのがコミュニケーションの量の多さです。それはメンバー間でもそうだし、お客さんともそうだなって。初日が開けた時は、僕たちとしてもチャレンジングなことに向き合っていたため、個人としてクリアしないといけないことで頭がいっぱいになっていて、とにかくそれを遂行するというところから始まって、次第にメンバーの顔を見られるようになって、どうやったらお客さんに一体感を感じてもらえるかというのを考えてトライしてっていうのを繰り返して、それらがツアーの中で育っていったなと思いました」
諸星「アンコールでやる曲が決まっていたのですが、ツアー中盤の名古屋公演あたりから『違うパターンもあるんじゃないか』という話が出て、『アンコールは昼公演と夜公演で違う曲をやってみよう』となったり、色々と変化をさせました。また、メンバーの変化に気付くことで自分が変化していることにも気付くといった、たくさんの"気付き"があって、みんな少しずつ成長できたんじゃないかなと思います」
萩谷「いきなりバンドをやって、お客さんが動揺している反応が多かった中で、だんだん浸透していって拍手が起こる日もあって、僕らだけじゃなくお客さんも気持ちの変化があるんだなって。一緒にツアーをやっているなと強く感じました」
――ツアーでの裏話を教えてください。
諸星「アンコールで、なぜか急に萩谷が500mlの水の一気飲みにチャレンジするというのがあって、『SUMMER様様』の萩ちゃんの歌割りの時に、すっごい覚悟が決まった顔で水持って待っているんですよ。こいつ絶対飲む気だな、と(苦笑)。そんな中で、ある日、水がコーラに差し変わったんです。コーラを飲んで、その後のラップを、ゲップを出さずに歌いきれるかという...」
萩谷「元々、ゲップができないんです。だから、歌えちゃうんですけど、ずっと苦しくて...(泣)」
諸星「歌えちゃうんだよね(笑)。でも、みんなゲップしか待ってないのよ!」
安井「元々、アンコールの『SUMMER様様』はバンドパターンか、みんなでわいわいやるパターンのどちらにするか迷っていて、いろいろ試した結果、『ここは遊ぼう!』と。そんな中で、遊びを開発しちゃったんだよね」
諸星「萩ちゃんの次が、僕が歌うパートなんですけど、1回もちゃんと歌えたためしがない! 直前の萩ちゃんが面白過ぎて、超えられないから(笑)」
――視聴者に向けて、見どころ、聴きどころを教えてください。
森田「ロックを意識して新しくアレンジを加えたライブ冒頭のバンドのセクションですね。そこは、僕らが今までやってきたライブや演出とは全然違う"生身の自分たち"を意識した音作りをしていたので、ライブの入りから今までとの違いを感じてもらえたらなって思います」
長妻「『SUMMER様様』です! 曲の中でピアノにいったりシンセサイザーにいったりするのが初めてだったのですごく新鮮で、やっていてすごく楽しかったですし、次もいろいろトライしてみたいなって思いました。」
安井「僕はアコギに挑戦したのですが、普段は歌だけで参加しているものを、少しだけですが楽器で参加したことによって、『全然違う楽しみ方があるな』って思って。『歌もそうだけど、楽器の方がリハと本番との違いがあるな』といった"気付き"も含めて、自分のポジションがちょっと違うだけでこんなにも見える景色が違うんだなって思ったし、お客さんも新鮮に感じてもらえたらって思いました」
諸星「謙ちゃん(安井)とセッションしたりとか、さなぴー(真田佑馬)のギターとセッションしたりといった"生"感がすごく好きでしたね。1回も同じ公演はなかったですし、それで成長できたと思います。」
萩谷「『Monday morning』をちょっと軽い振りを付けてやったのがすごく新鮮でした。既存のパフォーマンスからアレンジしたもので、個人的に気に入っています」
文=原田健
放送情報
『7ORDER 武者修行TOUR ~NICE “TWO” MEET YOU~』Zepp Haneda公演
放送日時:2021年10月19日(火)20:30~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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