YOASOBI、武道館ライブに2年連続の紅白出場...躍進を続ける音楽ユニットの魅力

YOASOBI
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今、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの音楽ユニット・YOASOBI。 "小説を音楽にするユニット"として結成され、2019年11月に公開された第一弾楽曲「夜に駆ける」が多くのリスナーに届き、Billboard Japanの総合ソングチャート「HOT100」にて2020年の年間1位を獲得。2021年8月に史上初のストリーミング累計6億回再生を突破した。

メンバーは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraの2人。AyaseはボカロP(VOCALOIDプロデューサー)としても活動しており、2018年12月から楽曲を投稿。さまざまなアーティストへの楽曲提供も行っている。ikuraはシンガーソングライター"幾田りら"としても活動しており、今年7月に公開された細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」で、主人公・すずの友人役で声優にも初挑戦した。

「V.I.P. ―YOASOBI―」に出演するYOASOBI
「V.I.P. ―YOASOBI―」に出演するYOASOBI

「夜に駆ける」が再生回数を伸ばす中、第二弾楽曲「あの夢をなぞって」(いしき蒼太『夢の雫と星の花』が原作)、第三弾楽曲「ハルジオン」(橋爪駿輝『それでも、ハッピーエンド』が原作)を次々と公開。2020年5月に一発撮りのYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で「夜に駆ける」がオリジナルアレンジで公開され、YOASOBIへの興味と関心が高まっていく。大晦日には「NHK紅白歌合戦」に初出場し、大ブレイクとなった2020年の有終の美を飾った。

2021年1月、初めてのCD『THE BOOK』をリリース。アニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマの「怪物」も同日に配信リリースするなどロケットスタートを切り、2月には初ライブ、3月には初のCDシングル「怪物/優しい彗星」を発売し、ラジオのレギュラー番組もスタート。YOASOBIの人気の凄さを見せつけられた時期でもあった。

その後も「もう少しだけ」「三原色」「ラブレター」「大正浪漫」、舞台「もしも命が描けたら」のテーマ曲「もしも命が描けたら」、NHKの子供向けSDGs番組シリーズ「ひろがれ!いろとりどり」のテーマソング「ツバメ」など、ハイペースで楽曲を発表しており、12月1日には2nd EP『THE BOOK 2』をリリース。そして、12月4日・5日の2日間にわたって日本武道館で初の有観客ライブ「NICE TO MEET YOU」も開催した。

小学生の頃、aikoやスキマスイッチなど、J-POPのヒット曲をたくさん聴いていたというAyaseだけに、聴き馴染みのいいキャッチーなメロディを生み出していて、それが若い世代だけじゃなく、広い層に支持されている理由と言えるだろう。しかし、発表されてきた楽曲を聴くと分かるが、楽曲のタイプはいい意味で偏りがない。小説が原作だから、というのもあるが、ジャンルや使用する楽器なども、統一させていないところが面白い音楽を生み出しているのではないだろうか。YOASOBIというユニット名さながらの"遊び心"が彼らの大きな魅力になっている。

さらなる躍進を遂げ、「NHK紅白歌合戦」にも2年連続で出場することも決定しているYOASOBI。スペースシャワーTVでは撮り下ろし番組「V.I.P. ―YOASOBI―」が放送される。2022年を迎える前に、YOASOBIの魅力をじっくりと確かめたい。

文=田中隆信

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放送情報

YOASOBI MUSIC VIDEO SPECIAL
放送日時:2021年12月12日(日)20:00~
V.I.P. ―YOASOBI―
放送日時:2021年12月12日(日)21:00~
チャンネル:音楽・ライブ! スペースシャワーTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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