SKY-HIこと日高光啓が「世界ウルルン滞在記」で覗かせた涙...AAAとして活動中だった21歳当時の貴重な姿

首都・タシケントから車で5時間もかかる標高2000ｍのザミン山の麓に暮らす、通称・ガニさん宅にホームステイした井上は、汗血馬の血を引く馬に乗って行う放牧を体験した。

乗馬経験のある井上だが、起伏の激しい荒れ地での乗馬は至難の業。気性の荒いザミンの馬を乗りこなそうと泥臭く奮闘するほか、薪割りや川での水汲み、家畜小屋の掃除と、まさに体を張った活躍を見せる。その一方で、ガニさん一家に得意の歌を披露するなど、ウズベキスタンの大自然の中でプリンスらしい姿を覗かせている点も貴重だ。

そんな井上とともに"StarS"というユニットを組んでいる浦井健治は、2005年4月17日放送回に登場。当時23歳の彼は、北インド一帯で行われている"インド相撲"とも訳されるスポーツ・クシュティに挑戦し、厳しい指導で有名な道場のコーチ・ラケーシュさん宅にホームステイした。

グルと呼ばれる師範をはじめ27人の弟子たちに迎えられた浦井は、道場の規則に従いフンドシ一枚の姿で大奮闘。徹底的な禁欲生活の中で垣間見せる、ミュージカルの舞台とは真逆の猛々しい表情など、今振り返ってみてもレアなショットばかりだ。

レギュラー放送終了から10数年以上が経った今も、芸能人が異国でのホームステイ体験を通じ、人間的な成長を遂げるドキュメントとして、バラエティ史に刻まれている「世界ウルルン滞在期」。まだ粗削りだった若手時代の姿にも、大成した現在との共通点があり、そうした魅力の再発見という意味でも楽しめるお宝映像集と言えそうだ。

文＝HOMINIS編集部

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