「花の都に虎われて～」のディン・ユーシーのハマり役！都一番の美男子と噂される「ツンデレ若様」を演じたラブコメ時代劇

"都一の美男子"と評判高いイケメン侯爵・寧鈺軒(ねいぎょくけん／ディン・ユーシー)には、残忍で高慢な正妻・聶桑楡(じょうそうゆ／ポン・シャオラン)がいた。夫婦とは名ばかりだったが、側室を迎えた寧鈺軒に激怒した聶桑楡は騒動を起こし、断崖から身を投げてしまう。一命は取り留めたものの、記憶を失った聶桑楡は、別人のように明るく朗らかな性格へと豹変。寧鈺軒は、そんな聶桑楡に戸惑いながらも次第に惹かれていく...。「東宮(とうぐう)～永遠(とわ)の記憶に眠る愛～」で脚光を浴びたポン・シャオランが、自由奔放で魅力的なヒロイン・聶桑楡を演じている。

第1話の序盤、まだ記憶を失う前の高慢な妻・聶桑楡に対する寧鈺軒への態度は冷酷で、思いやりのかけらもないクールな知略家。"都一の美男子"と称されるほど美しく整った顔立ちだけに、その冷め切った表情や佇まいには、他人を寄せ付けないオーラが漂う。そんな寧鈺軒だから、別人のように明るくなった聶桑楡に対しても、初めは「いったい何を企んでる？」と疑心暗鬼に見舞われる。

一方、別人のようにキャラ変した聶桑楡は、イケメンの寧鈺軒にぞっこん。酔っ払ったふりで足元をふらつかせながら寧鈺軒の上に覆いかぶさり、「夫婦(めおと)がするべきことをしましょ」と唇を奪ったり、大勢の人々の前で寧鈺軒に腕をからめたり...。まんざらでもない本心を必死に隠そうとする寧鈺軒の態度が可愛らしく、そのツンデレぶりが徐々に露わになっていく。

やがて寧鈺軒の方も聶桑楡への想いが押さえきれなくなってくると、夫としての威厳を何とか保とうとしながらも、聶桑楡のために慣れない料理をしてみたり、聶桑楡の好きな花でこっそり庭を飾ったりと、分かりにくいアプローチで好意を示し始める。序盤で見せた冷酷さとのギャップが堪らなく魅力的で、これこそ数々の"ツンデレキャラ"を演じてきたディン・ユーシーの本領発揮といったところだ。

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