結婚・出産を経て「人生の第2幕の始まり」と語るソン・イェジン、20年以上も前の名作「ラブストーリー」に見る「初恋」のイメージ

8月5日(月)にＷＯＷＯＷシネマにて放送される「ラブストーリー」は、母娘2代にわたって繰り返される純愛物語を切なく紡ぎ出す青春ラブロマンス。映画「猟奇的な彼女」(2001年)のクァク・ジェヨン監督がメガホンを取ったこともあり、日本でもスマッシュヒットした作品だ。

イェジンが1人2役で演じたのは、演劇部の先輩・サンミン(チョ・インソン)にひっそり片想いする女子大生・ジヘと、そのジヘの"若かりし頃"の母・ジュヒ。引っ込み思案なジヘは、同性の友人からサンミン宛のメールの代筆を引き受けてしまい、もどかしさを募らせる日々を送っていた。そんな時、母親が保管していた昔の手紙と日記を見つけ、今の自分と同じような境遇にあった母・ジュヒの"初恋"を知ってしまう。

うっすらとセピアがかった回想シーンに登場するジュヒは、清楚で明るく、好奇心旺盛でちょっと世間知らずな女の子。国会議員の娘として大切に育てられたジュヒが、田舎で出会った男子学生・ジュナ(チョ・スンウ)に惹かれていく姿がエモーショナルに綴られていく。

生まれて初めて野畑を駆け回り、手で割ったスイカにかぶりつき、夜の川辺でホタルと戯れる――飾らない青年ジュナとの様々な体験を通して特別な感情を抱くようになるジュヒ。だが、彼女には既に婚約者がいて、しかもそれは、ジュナの親友。さらにジュナは、その親友に頼まれてジュヒへのラブレターを代筆しているのだ。恋など許されない2人は互いに想いを募らせるが...。

この記事の全ての画像を見る