さらに、地獄のようなドライブに息子を殺された復讐心からヒョクスを追いかけるファン・スンギュ(イ・ジョンウン)の存在も絡み、予測不能の物語が繰り広げられていく本作。監督は「人質 韓国トップスター誘拐事件」(2021年)でも極限状況下におけるスリリングな攻防を描いたピル・カムソンが務めており、そのクオリティはお墨付きだ。

第28回釜山国際映画祭にも正式招待され、さらにアジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード2024でオリジナル作品賞にも選ばれるなど高く評価された「運の悪い日」。このクオリティを支えるユ・ヨンソクの演技からも目が離せない。

文＝HOMINIS編集部