他にも、ヒロイン・曹安(そうあん)を演じるのは「神龍＜シェンロン＞-Martial Universe-」や「灼灼風流～宮中に咲く愛の華～」など話題作への出演が続くワン・リークン(王麗坤)。儚げでありながら芯の強さも感じさせるキャラクターを作り上げ、美貌はもちろん美しい歌声も披露。イケオジな狄仁傑と大人なロマンスを繰り広げている。

映画からドラマまで多方面で活躍するチョン・チューシーが演じたのは、後の武則天・武皇后。狄仁傑の才能を見抜いて目をかけ、秘密裏にさまざまな指令を下し、ストーリーを動かしていく。絢爛豪華な衣装がかすむほどの美貌も必見だ。彼女の夫・高宗役には、「慶余年～麒麟児、現る～」で第二皇子役を演じ「髪型がアルパカみたいでかわいい」と大人気だったリウ・ドワンドワン(劉端端)が扮している。

そして見逃せないのが、特別出演としてクレジットされているチャン・ルオユンだ。後半で描かれる「砂漠の追跡」エピソードで狄仁傑と対立することになるミステリアスなキャラクターを演じている。

出世作となった「慶余年」シリーズでは、知恵者ながらも豪快で明るいキャラクター・范閑で人気をさらったルオユンだが、今作では不敵な笑みを浮かべ、血を流しながら弓をかまえるミステリアスで不気味な人物。狂気の笑みにセクシーな流し目も混ぜ込んで、范閑とはまったく異なるキャラクターを体現し、狄仁傑の快進撃に不穏な影を落としていく。