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10月10日(土)にアジアドラマチックTV(アジドラ)で放送される韓国映画「憑依」。「ベイビー・ブローカー」や「新感染半島 ファイナル・ステージ」など、幅広いジャンルの作品に出演してきたカン・ドンウォンが、霊感をまったく持たない"インチキ祈祷師"という一風変わった役柄に挑んだ作品だ。
「パラサイト 半地下の家族」「別れる決心」などで助監督を務めたキム・ソンシクの長編監督デビュー作で、ホラーにコメディ、アクションを掛け合わせたエンターテインメントに仕上がっている。
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カン・ドンウォンが演じるチョン博士は、助手のインベ(イ・ドンフィ)とともに除霊を請け負う祈祷師。しかし本人には霊を見る力がなく、依頼人の心理を読みながら、それらしい言葉と仕掛けを駆使して"除霊"を成功させてきた。そんなある日、ユギョン(イ・ソム)という女性から、悪霊に取り憑かれた妹を助けてほしいという依頼が舞い込む。いつものように偽物の儀式で乗り切ろうとするチョン博士だったが、そこで初めて説明のつかない現象に遭遇。やがて、人間の身体を器にして次々と憑依する悪鬼との戦いへ巻き込まれていく。
本作でまず目を引くのが、カン・ドンウォン演じるチョン博士の軽妙なキャラクターだ。祈祷師といっても、厳かな雰囲気をまとっているわけではない。スマートなスーツ姿で依頼人の家に現れ、もっともらしい口調で状況を説明しながら、裏ではインベと機材を使って怪奇現象を演出する。その姿は胡散臭いのだが、不思議と憎めない。
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それを成立させているのが、カン・ドンウォンの飄々とした芝居だろう。真顔のまま冗談めいた言葉を口にしたり、危機的な状況でもどこか余裕を漂わせたりと、力を入れすぎない演技がチョン博士のつかみどころのなさにつながっている。助手のインベとのテンポのいい掛け合いも楽しく、序盤はオカルト映画であることを忘れてしまうほど軽快に進んでいく。











