ソ・イングクの濃厚キスも話題に!北川悦吏子脚本の日本版ドラマとの違いは?

2002年にフジテレビ系で放送されたドラマ「空から降る一億の星」が韓国でリメイクされた。韓国版の主役の座を射止めたのは、約1年間、お茶の間から姿を消していたソ・イングク。これまで"ラブ度"の高い作品に多く出演した彼が、冷徹なキャラクターに扮するということもあり、日本での放送前から話題になっている。

「空から降る一億の星」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION/FUJI TELEVISION

日本版は、「半分、青い。」や「ロングバケーション」などで知られる脚本家・北川悦吏子が脚本を担当。"恋愛の神様"と言われていた彼女にとっては初となるサスペンスフルな展開が当時話題を呼び、全11話の平均視聴率22.6%をたたき出した名作ドラマだ。

とある殺人事件をきっかけに、刑事とその最愛の妹、過去に傷を持つ男が出会い、運命の歯車が狂いだす...。主要キャラクターの秘められた過去が次第に暴かれ、やがて迎える衝撃的な結末には、当時多くの人が涙したのではないだろうか。

「空から降る一億の星」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION/FUJI TELEVISION

「あの『空から降る一億の星』がリメイクされる、しかもソ・イングクさん主演で。期待しかありません。楽しみでしかありません」――これは、韓国・ソウルで行われた制作発表で発表された北川悦吏子のコメントだが、"オリジナル版"との比較はリメイクの宿命。韓国版では、日本版をオマージュしている部分も見受けられるが、登場人物の設定にも手が加えられており、より一層キャラクターの内面を掘り下げたものになっている。

ソ・イングクが演じるムヨンは、冷たい表情が印象的な劇中写真を見てもわかる通り、"他人を愛すること"をゲームのように振る舞う危険な男。だが、ムヨンは自分と同じ傷を持つ女性ジンガン(チョン・ソミン)と出会うことで、心の奥にある感情や記憶に向き合うようになる。そして、2人の恋の前に立ちはだかるジンガンの兄(パク・ソンウン)。彼らに訪れる衝撃的な運命が描かれている。

「空から降る一億の星」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION/FUJI TELEVISION

ドラマ「応答せよ1997」や「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」などに出演し、演技力に定評のあるイングク。今回の闇を抱える主人公・ムヨンも、表情を使い分けることで上手く演じている。セリフのないシーンでは、瞳の動きで自身の孤独さや寂しさがひしひしと伝わってくるほか、女性を翻弄する時の悪い微笑みや、大人の色気満載のキスシーン...。

「空から降る一億の星」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION/FUJI TELEVISION

特に、日本版よりも濃厚で尺も長い気がするキスシーンは、"キス職人"の異名を持つイングクだからこそではないだろうか。日本版を見たという人も、そうでない人も楽しめる作品であることは間違いない。

文=津金美雪

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放送情報

空から降る一億の星
放送日時:2018年12月21日(金)23:00~
※毎週(金)23:00~2話連続放送
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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