昨年デビュー20年を迎えた人気俳優、ナムグン・ミン。3月で42歳になり、男性としても俳優としても円熟味を増した彼が、プロ野球界のGMを演じ、"人生で最高のキャラクター"と評されるほど、韓国で称賛を浴びたドラマが「ストーブリーグ(原題)」だ。数々のヒット作に出演してきたミンにとって新たな代表作となった本作が、4月5日(日)よりKNTVにて日本初放送される。
■ビジュアルだけじゃない!新時代の悪役ブームを牽引
ナムグン・ミンは、甘いマスクと裏腹にムキムキな筋肉美で女性ファンを虜にしてきたが、ビジュアルだけでなく、類い希な表現力による繊細な演技も評価される実力派だ。韓国で最高視聴率23.7%を記録した大ヒット作「リメンバー~記憶の彼方へ~」(2015年)では、主人公を追い詰める財閥の御曹司を演じて"史上最狂"の悪役と話題に。さらに「キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~」(2017年)では、社内に潜む悪事を暴く課長役をコミカルに演じて新境地を拓いている。
彼の悪役ぶりがあまりにもインパクトが強かったため、以降人気イケメン俳優が悪役に挑むことがブームになり、ユ・アイン、キム・ボムといったイケメン俳優たちが続々と悪役に挑戦するなど、ナムグン・ミンが新時代の悪役ブームを牽引する形になった。
■ナムグン・ミンの熱演によるストーブリーグ現象も
今回放送される「ストーブリーグ(原題)」は、ナムグン・ミン演じるペク・スンスGMが、万年最下位のお荷物球団・ドリームズを立て直して優勝を目指すストーリー。球団の膿を一掃していくスンスの奮闘により、ダメ球団が躍進するという痛快な展開に加え、運営チーム、スカウト、分析チーム...といったプロ野球の裏方にスポットを当てたことで野球ファンにも人気が浸透。試合のシーンでは放送を見ながらSNSで視聴者が声援を贈るという現象も見られた。ナムグン・ミンが韓国の野球専門誌の表紙を飾るオマケまでついたのだが、野球人でない人物が野球雑誌の表紙になったのは、史上初めてのことだったという。
ミンが演じるスンスは、かなりの変人だが冷静沈着で感情をほとんど表に出さない困難な役どころ。ミンは繊細な目つきの変化だけで、内に秘めた心境の変化を完璧に演じている。
■韓流ファンだけでなくスポーツ好きも必見!
本作では、ミンの脇を固める俳優陣も実力派ぞろい。スンスを支える女性運営チーム長役のパク・ウンビン、親会社の常務役のオ・ジョンセ、部下の若手スタッフ役のチョ・ビョンギュらが好演。さらに、彼と対立する選手やスタッフ、ライバルチームなどの登場人物が絡んで、毎回ハラハラする展開が待ち受けている。メイキング現場にも潜入した4月5日(日)放送の「『ストーブリーグ』開幕SP」でも、彼らのチームワークが確認できるはずだ。
ナムグン・ミンのファンはもちろん、これまで韓流ドラマにあまり縁がなかった人にもぜひ見てほしい。本作はそれほどの力強さをもつ一作だ。特に野球やスポーツが好きな人なら、心に響くこと必至である。
文=渡辺敏樹(エディターズ・キャンプ)
放送情報
「ストーブリーグ」開幕SP
放送日時:2020年4月5日(日)19:30~
ストーブリーグ(原題)
放送日時:2020年4月5日(日)20:00~
※毎週(日)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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