ユン・シユンの日本に対するイメージに、パク・ソンフン「本当に予想外な答えだ(笑)」

© Mnet Japan / Photo by Kim Daun (STUDIO DAUN)

「緑豆の花(原題)」「不滅の恋人」のユン・シユン主演最新作「サイコパス ダイアリー(原題)」。連続殺人犯が残した1冊のダイアリーから始まる、笑いと恐怖が絶妙にマッチしたコミックサスペンスだ。 お人好しで気弱だが、記憶を失い自分をサイコパスだと思い込むユク・ドンシク(ユン・シユン)。さらに、ダイアリーを失くした張本人であり正真正銘のサイコパスであるソ・イヌ(パク・ソンフン)が、情熱あふれる警察官シム・ボギョン(チョン・インソン)。本物と偽物のサイコパスが出会い、それぞれの運命が変わっていく...?!

この「サイコパス ダイアリー(原題)」の日本初放送に先駆け、ユン・シユンとパク・ソンフンにインタビューを敢行。本作の出演にあたっての当時の意気込みや撮影時の思い出、今後の活動などまでを語ってもらった。

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――本作に出演を決めた理由は何ですか?

ユン・シユン「まず台本がとても面白かったんです。普段は役を決める時、僕の中にある姿をたくさん発見するんです。今回、社内で周りから『まさにお前がピッタリだ』とシノプシスをくれました。だからどれほどかっこいいキャラクターなんだろうと読んでみたら、とんでもない人物で。多くの方々から、ユク・ドンシクというキャラクターと似ていると言われて、一度挑戦したかったんです」

パク・ソンフン「僕もシユンさんがおっしゃったように、台本がとても面白くて、僕がこの作品のちょっと前に悪役を演じたのですが、彼とはまた違う目新しい悪役ができるのではないかと思ったからです。ドンシクの錯覚によって、ドラマが全体的に進んでいきますが、イヌとドンシクの関係からも面白い化学反応が起こりそうでこの作品への出演を決めました」

――役づくりのためにどんな準備をされましたか?

ユン・シユン「僕は、劇中ドンシクと似た趣味だとかそういったマインドを持つことがすごく重要でした。なぜならそういう人として、勘違いをしなければならないんですよ。ドンシクが真剣であればあるほどコメディが成立しなければならない。例えば、言葉通り、有名で、ドンシクのようなスリラーの作品があります。そういうものも多く見ながら真似しようとしたり...そういった姿勢が重要なのではないかと思います」

パク・ソンフン「僕が劇中で左手で字を左右反転させて書くんですね。それは小道具チームが準備することもできますし、ある代役を使うこともできたでしょうが、自分で書くように、とおっしゃったんです。それで、2、3ヶ月間一生懸命練習して私自身が書いたんです。そこにも念を入れましたし、外形的な姿からはヘアスタイルやなるべく完璧なすっきりした姿を見せるために努力しました」

――劇中ではユン・シユンさんとパク・ソンフンさんのブロマンスが注目されましたが、共演者のみなさんやスタッフのなど撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

ユン・シユン「うーん...良かったと嘘をつかなきゃいけないですよね」

パク・ソンフン「そうだったことにしよう。終わったからにはいい風にしておかないと...(笑)」

ユン・シユン「僕たち、いつも現場の雰囲気が良いと言うじゃないですか。実際にみんな愉快です。そしていたずら好きが多くて、これがただ良かったと表現するのが難しいのが、みんなフルショットではアドリブを一つずつ入れて、元々(尺が)3分なのに約10分になってしまっています。でも問題は、自分の演技をする時、すごく上手なんですよ。ですから、その状況のコメディに僕たちが巻き込まれて一緒に笑ってしまって自分たちのペースを失ってしまうと、シーンが壊れてしまうことが多いんです。雰囲気は良かったですし、とても楽しかったですが、その分、ちょっと難しい現場だったとも思います。みんなそれぞれのシーンをとってもよく消化していました」

パク・ソンフン「雰囲気が、すごく楽で愉快だったのは事実だと思います。でも、それは監督が少し角張った俳優たちを除いて、相性がよく合うような俳優たちをキャスティングしてくださったからではないかと思います。僕は正直、初めの方の撮影では少しプレッシャーと心配がありました。ドンシクが主人公ですが、リードしなければならない人物はイヌだったので、僕が崩れたら全体が揺らぐような気がして、ちょっと心配だったんです。それで、僕は最初、余裕がなかったんですが、シユンさんが様々な作品で主人公をした経験があったからか、僕よりは余裕があって周りの同僚やスタッフたちに気を使ってくれたんです。初回を一緒に見ることにしたんですが、それを見る場所や飲食もすべてシユンさんが用意してくれて、感動しました。主人公がよくリードしてくれるから、チーム全体の雰囲気が良かったんじゃないかな、と思いますね」

ユン・シユン「お兄さん(ソンフンさん)もそうだと思いますが、現場(の仲間)って考えてみると3、4ヶ月という間の家族であり、兄弟なんですよ。家族よりもっと長い時間を一緒に過ごすじゃないですか。気の合う人たちとそうやって3、4ヶ月一緒にできるということは幸せなことですし、逆に本当に合わない人たちと一緒にすることってものすごく苦労するんですよ。この縁がとても大切で、ありがたいということを知っているので、その時間を目一杯楽しまなければなりません。いくら親しくても、実際(撮影が)終わるとみんな忙しいから会えない。だからこの時間こそ本当に同じ目標を持って一緒に楽しむことができるじゃないですか」

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――ご自身が演じていて特に印象に残っているシーンをおしえてください。

ユン・シユン「ドンシクが勘違し続けているシーンですね。私が初めて左右逆の字ということに気づいて、ダ・ヴィンチ・コードでこのキーワードを知って上機嫌でいざ鏡で見てみたものの、異常なことが書かれていることを知った時。この場面がとても面白かったです。非常にこのドラマのアイデンティティであり、ドンシクのアイデンティティが現れた場面だと思います」

パク・ソンフン「僕は個人的に4話エンディングだった、ドンシクが自身をサイコパスだと勘違いして、イヌもドンシクがそういう奴だと勘違いをしている状況で、ダイアリーを落として、その場面で終わったエンディングシーンがありましたが、台本を読んだ時もそのシーンが一番期待されましたし、もともと台本がちょうどそこまで書かれていましたよね。それでその次の内容がすごく楽しみでしたし、放送でも、すごく反応も良くて、結果も良かったようなので」

――もし、主人公のユク・ドンシクのように、記憶喪失になってしまったとします。劇中では殺人記録のダイアリーを手にしていましたが、おふたりだったら、どんな記録が書かれている日記を手にしたいですか?また、それはなぜですか?

ユン・シユン「今日投資をして何%か儲かったとか」

パク・ソンフン「それもいいね(笑) 」

ユン・シユン「そうなったら視聴者の方々にだけ少しお分けします」

パク・ソンフン「僕はこの前アカデミー賞を受賞されたポン・ジュノ監督の手帳を見てみたいです。個人的に天才ではないかと思うほど、素晴らしい監督だと思っており、必ず一度ご一緒してみたい監督ですが、どんな観点と視覚で世の中や映画を見ているのか、また俳優たちにどう接するのか、どうディレクションを出すのか、気になります。 それで、ポン・ジュノ監督の頭を覗いてみたい気持ちがあります」

ユン・シユン「僕も個人的にはボン・ジュノ監督が次の秋夕(チュソク)の時、どこへ行かれるのかついて行って、息子さんを木馬にも乗せてあげて...」

パク・ソンフン「息子さん、成人だよ(笑)」

ユン・シユン「成人ですか?お~...重そうだね。でも、木馬好きじゃないかな?」

パク・ソンフン「できるじゃん。運動たくさんしましたよね。それで運動してるんですか?(笑)」

ユン・シユン「もちろんです(笑)」

パク・ソンフン「全部、計画があるんだ」

ユン・シユン「保育園にもお送りして」

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放送情報

サイコパス ダイアリー(原題)

放送日時:2020年5月18日(月) 22:00〜
     2020年5月3日(日) 16:00~ ※1話のみ先行放送
チャンネル:Mnet

第1話見せます 韓流編 Mnet presents 「サイコパス ダイアリー(原題)」

放送日時:2020年5月10日(日) 9:30~ ※無料放送
チャンネル:BSスカパー!

※放送スケジュールは変更となる場合があります

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