「愛の不時着」で話題集中のヒョンビン、"初挑戦"でもキレキレ&カリスマ性抜群!

『コンフィデンシャル/共助』
『コンフィデンシャル/共助』

「愛の不時着」(2019年)の大ヒットにより、またもや大きな話題を集めているヒョンビン。端正なルックスと185cmという抜群のスタイルを持ち、正統派スターとして多くのドラマで甘い恋愛模様を見せてきた彼だが、近年はそんなイメージを裏切るような役にも挑戦していることをご存じだろうか。

『コンフィデンシャル/共助』

(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

■ワイルドな佇まいで危険なスタントもこなした本格アクション

6月6日(土)にアジアドラマチックTV(アジドラ)にて放送される映画『コンフィデンシャル/共助』(2017年)は、その最たる作品だ。南北の刑事がドル札を偽造する犯罪組織を追うため、それぞれの思惑を抱えながら、歴史上初めてとなる共同捜査を行っていく姿を描き、その年の韓国での上半期動員数でNo.1を記録するほどのヒット作となった。

ヒョンビンが演じているのは北朝鮮のエリート刑事、イム・チョルリョン。捜査中に上司に裏切られ、妻と仲間を殺された悲しい過去を背負い、復讐のため組織に迫っていく役どころだ。そんな男を演じるにあたり、ヒョンビンは無精髭を生やしたワイルドな佇まいで登場すると、ライフルのスコープを覗き込む鋭い眼光や、まるで単純作業をこなすかのような敵を始末する冷徹さなど、凄みをまとった演技で内に秘めた怒りを体現している。

『コンフィデンシャル/共助』

(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

『コンフィデンシャル/共助』

(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

第21回ファンタジア国際映画祭で最優秀アクション賞を受賞したことからもわかるように、臨場感のあるカーチェイスやビルの屋上からのワイヤーを使った飛び降りなど、激しくド派手なアクションが満載だ。ヒョンビンは北朝鮮のイントネーションやロシアの軍隊格闘術・システマを習得し、本格アクション初挑戦とは思えない力強さで、多数を相手にした近接格闘シーンを披露。さらにカーチェイスシーンでは、走る車から身を乗り出しての銃を撃つという危険なスタントをこなし、アクション俳優としても通用することを証明してみせた。

『王の涙 -イ・サンの決断-』

(C) 2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

■カリスマオーラを漂わせて名君を演じた時代劇

一方、6月13日(土)に放送される『王の涙 -イ・サンの決断-』(2014年)は、ヒョンビンにとって初めての時代劇映画。李朝第22代国王イ・サンを狙った実在の暗殺計画をもとに、権力争いに揺れる宮廷内での計画をめぐる"運命の一日"を描いている。

ヒョンビンが演じているのが主人公のイ・サン。名君と誉れ高いプレッシャーのかかる難役だが、さすがはパーフェクトな男、命を狙われる危機に直面した王を、どこか涼しげな顔で演じきっており、何事にも動じることのないイ・サンの芯の強さを表現。厳かな衣装に身を包んだ美麗なビジュアルも手伝い、圧倒的なカリスマオーラを漂わせている。

しかしそんな威厳のある姿の裏で、信頼を置いている宦官カプスにしか見せない不安げな眼差しで、暗殺に怯える人間的な一面も表現。さらに、バキバキに鍛え抜かれた肉体美や、剣術、弓術、馬術などをこなす姿も披露し、"新たなイ・サン像"を築き上げると、韓国の週末興収2週連続第1位を記録する大ヒットへと導いた。

『王の涙 -イ・サンの決断-』

(C) 2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

『王の涙 -イ・サンの決断-』

(C) 2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

初挑戦のジャンルであろうが、説得力抜群の演技で、完璧な男と呼ばれるにふさわしい実力を証明しているヒョンビン。最近では冷徹な悪役にも挑戦しており、ベテランの域に差し掛かるキャリアの中で、まだまだ新たな可能性を模索するその姿勢には感服だ。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

コンフィデンシャル/共助
放送日時:2020年6月6日(土)22:30〜
王の涙 -イ・サンの決断-
放送日時:2020年6月13日(土)22:30〜
チャンネル:アジアドラマチックTV(アジドラ)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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